ひよこ日記 第25節
116、体育館
整列して挨拶して、それから「準備運動する」と若い大学生みたいにすら見える男の先生から言われたので、≪え、マスゲームの練習か、よほど厳しい柔軟体操でもするので、体をほぐしておくのかな?》と思った。女子たちは2メートル間隔できっちりと並んでるけれど、でも厳密に場所指定されてるわけでもない。これは本番で誰か急に欠場者が出ても柔軟に対応できるように、自分で考える力をつける一環なのだと説明はされていたのだが、とりあえず自由なので、麻衣は由佳の後ろに並んでいた。麻衣はもう中学生だし、様々な強烈体験というか、過激体験もされられてるので(というか、麻衣ばかりさせられてる気もするが・・・)、今様素っ裸でどんな赤面な格好をさせられても我慢できる自信はあるけれど、何も分からないという顔をしてる小学生の由佳のことが、やはり気になったのだ。というか、《こんな可愛い美少女でも、凄い事をさせられるのかな》とエッチで、女の子同士とはいえ、興奮できそうな気分がしたから、興味が湧いたのだった。こんな可愛い無垢そうな子が素っ裸にされるだけでも、可哀想すぎでエッチすぎる気がした。本人もまだ一度も人前で全裸になった経験はないと言ってるけれど、こんな厳しい裸教育の合宿に参加したなら、いつ何時全裸にされても何も不思議でないと思った。というか、むしろ本番まで体操着のままでいられたなら、むしろそちらの方が奇跡のような気がした。うちの学校でもそうだけれど、一般の女子生徒は親からクレームが来るからか、問題化するのが嫌なのか、絶対に絶対に全裸にされることはないし、全裸体罰なんて小学生までのことで、セーラー服の女子中学生にはありえない事なのが現実なのだ。ところが逆に、孤児というか部員というか、一部の特殊な境遇の子は、一度全裸にされて全裸に問題ないかを確かめられた後は、びっくりするくらい全裸にするハードルが低いのに驚いたものだ。もう、女子中生というよりも、いつでもどこでも大人の好きなように全裸にさせられる、大人のオモチャというか、幼児というか、生きた人権のない赤面なだけの生き物にされてしまう気がする。どんな恥ずかしいことでも、普通にさせられるし、実際に来賓の目の前で破廉恥な姿をしたりさせられた。だから、麻衣は平気だし、麻衣よりも遥かにいろいろ知っていて洞察できる華子とかなら、こういう合宿でも切り抜けられるのだろうけれど、あんな無垢そうな、《まだ、何にも知らないです・・・》みたいな顔をした幼稚な子に、この合宿を乗り越えられるのだろうかと思うと、かなり前途多難な気がした。ただ、この合宿が裸教育を実践している部活のようにブルマ1枚とかではなく、普通にブルマに半袖という体操着姿というのが、まだ救いだと思った。これなら、あんな小6でも普通の運動強化合宿気分で参加できると思った。でも、いきなり全裸で本番だと逆にショックだろうから、まずブルマ1枚、次にパンティー1枚、そして脱いだり穿いたり、近い位置に下着があるみたいな風に徐々に本番までに全裸に慣れていく方が、由佳にはいいだろうなと思った。できれば乾布摩擦みたいなかんじで、必然性のある脱がし方をしていくのが一番自然に慣れられていいと思うのだが。確かに普通の体操着のままは楽だけれど、本番のショックも大きいと思うのだ。
とりあえず、2メートル間隔のまま体操をした。最初は立ったままで、ラジオ体操でないのだが、それに近い負荷の軽い運動だった。次に二人一組なので、由佳と麻衣がペアになった。そうしたら驚いたのだが、由佳は練習をしたわけでもないのだろうに、体が柔らかいので驚いた。麻衣が学校で泣きそうになりながら克服したような柔軟性の要求される技でも、楽々とこなしてしまうのだ。これなら、痛がったりして泣いたり、苦しがって恥ずかしい声を出してしまう心配もないのでいいと思った。《こんな運動くらいでも、結局は素質なのかなあ》と思ってしまった。別に麻衣が体が柔軟性に欠けるということはなく、それでも平均よりはましだと思っていた。でも本当に柔らかくない分は頑張って努力で克服するしかないのだと思っていた。でも、最初から苦労して麻衣が実現した技を、苦も無く出来てしまう子がいると、《あの苦労は何だったんだろう…》という気がしないでもない。でも、由佳が可愛いし年下だし心配していたので、これなら合宿で泣くこともなさそうだと安心した気分だった。実際に体の硬めの子だと、股裂きくらいでも「痛い痛い」と泣き出すほどなのだ。結構股裂きは体の硬い子には残酷で女児虐待に近いものがあると思う。麻衣は泣くほど痛くなかったが、やはり痛くて大変だった。それと比べると、由佳は最初から普通に要求される程度には足も開くし、体も十分に曲がるし、小学校の男女合同の体育でする柔軟性のレベルを超えてるなと思った。可愛い子って体も柔いのかなと、妙なことを考えてしまうほどだった。
運動が終わったら、「きおつけ」と言われ、再び全員が2メートル間隔できおつけをした。「それでは、次の先生が来るまで、きおつけしていなさい」と言われ、その先生は出ていった。若い先生の今日のノルマは終わったようだった。5分くらいきおつけしていたら、先生の部屋でバトンタッチしたらしく、知らない別の先生が来た。
「では、準備運動が終わったみたいなので、これからプールに移動します。今日は、水泳をします。ただ、みんなは水着を用意していないので、見てる人もいないので裸で水泳をすることにします。いいですね」
「はい」と全員が綺麗に声をそろえて返事した。他校の子が多いのに、こんなに声が綺麗にそろうことに驚いた。みんな集団訓練されてる感じだ。
「では、ここで、その場で全部脱ぎましょう。始め」と言われた。
「はい」と半分くらいの子が返事していた。いきなり全部脱げと言われて、《わ、由佳ちゃん、可哀想》と興奮させられた。上半身は普通にすぐに全裸になり、ブルマも他の子と同時くらいに脱いだのだけれど、流石にパンツを脱ぐのを躊躇してるのが分かった。助けを求めるように麻衣の方を見たので、小声で「大丈夫だよ、ファイト」と言い、麻衣がお手本で脱いでみせた。そうしたら安心したみたいで、ようやく由佳が全裸になったのだが、体の形が可愛いのに驚いった。《うわあ、可愛いこどもだな》と女の子でも思ってしまうほどだった。パンツを脱ぐとお尻が丸見えなのだが、そのお尻の形がこどもらしくて幼くて魅力的だった。脱いだ後、麻衣の方を見た由佳の性器の形も、美しい綺麗な形で、真っ直ぐなオシッコのすじが可愛いと思った。それと同時に、こんな無垢そのものに見える可愛い子でも、いきなり素っ裸というのは過酷だなと思った。
「ほら、脱いだ物に触らないこと」と言われ、みんな脱ぎ捨てたまま、きおつけをさせられた。
「では、右の列から順番に先生に付いてくるように」と言われて移動した。
先生に続いて移動したら、そこは普通に夏に水泳の授業で使う、ただの学校のプールだった。もちろん温水プールでなく、冬の屋外で、でも濾過されているらしく、水のそのものは透明でプールの底まで良く見えた。夏に学校で水泳の授業なら普通だが、冬の学校で水泳なんてするのは、一部地域の寒中水泳くらいだと思う。でも、この合宿では寒中水泳というか、普通に冬に水泳をさせられることに驚いた。もっとも、普通の学校では寒中水泳なんて危険なのでさせないだけの話で、裸教育では普通にさせられがちだと後で知った。小中学生どころか、幼児ですら、真冬にプールの授業があるらしいのだ。幼児でもする程度のことなので、12才とか13才なら、させられても普通というのは後で分かった。でも、いきなり冬のプールサイドに並ばされてショックを受けてしまった。
プールの前に水道水のシャワーを浴びたが、あまりの冷たさに、急いでシャワーの場所を通過したのだが、強烈に水が噴き出しているので、一瞬で全身がずぶ濡れになった。プールサイドは風があり、全裸の濡れた体では寒すぎた。
「では、順番に泳ぎます。どういう方法でもいいから、絶対に足をつかずに25メートル先の反対側まで泳ぎ切ります。いいですね」
「はい」
麻衣の先のグループがまるで夏の水泳の授業のように、どんどん25メートルを泳がされていた。ただ夏の授業のようにスクール水着を着ているわけでないので、全裸で冷たい水に入れられてるのが残酷な気がした。とにかく寒いし、泳いでる子はさらに寒そうに見えた。
そうこうしてるうちに、麻衣たちの番になった。麻衣の隣の飛び込み台に、由佳が全裸できおつけしていた。
「よーい」と言われて、頭を低くして飛び込みの姿勢になった。
「スタート」と言われて、初の冬のプールに飛び込んだ。気合が入ってるらしく、飛び込んだ時は、《なんだ、たいして冷たくないや。意外と平気なものだな》と思った。でも泳いでいると、どんどんと水の冷たさが分かってきた。水に体温が猛烈な勢いで奪われていくことが分かった。こんなプールに30分も入れられたら失神して死ぬと思う。でも、短い時間で反対側に到着したので、急いで逃げるようにプールの水から出た。まるで氷の張りそうな水温だと思った。氷が張ってないので0度以下ということはないけれど、びっくりするくらい冷たい水で、もちろん先生はジャージ姿で見てるだけで、水には入らなかった。
「朝、手を10秒くらい入れたら、手が痛い程、水が冷たかった。でも全員冷たさに負けないで、よく泳いだ」と終了後に女子たちは誉められた。でも、これで、終わりでなかった。
「次は、潜水で25メートル泳いでもらう。どういう泳ぎ方でも自由だが、絶対に反対側の壁にタッチするまでは、水中から出てはいけない」
「はい」
「15メートルくらいで苦しくて我慢できなくなる子が多いが、そこから10メートル耐えられないような子では、本番の発表でも辛さに耐えられないぞ。だから、必ず、反対側まで頑張るように」と、言われた。「水中の底すれすれを泳ぎなさい」とも言われ、そして、すぐに泳がされていた。
麻衣たちの番になり、飛び込み台の上に立つと、さっきとは別の不安があった。泳ぎは自信があるが、潜水で反対側まで行ったことはないので、出来るかどうか不安なのだった。でも、麻衣の前の列の女子はみんな反対側まで泳ぎ切っていた。苦しくてもやるしかないと必死にもがいて25メートルも潜水で頑張ったのだろうが、この水温のプールで残酷すぎると思った。
飛び込んで、途端に、再び体温がどんどん急激に奪われていくのを感じた。冷え切った全裸の体で無我夢中で泳いでる感覚だった。どんどん苦しくなり、15メートルくらいで、やはり我慢できないほど苦しくなり、でも我慢するしかないと泳ぎ続けた。反対側の壁が無限に遠いように思えるほどだった。苦しくて、泳いでいるのか、悶えているのか分からない状態になりながら、死に物狂いで壁にタッチできた時は、とても嬉しかった。壁にタッチした後、悶える全裸の体で顔を水上に出して空気を吸うと、涙がたくさん出た。
でも、さらに泳ぐと低体温になり死ぬこともあるので危険だということで、続きの水泳の練習はプールサイドでさせられた。でも、もう死ぬほどの思いをさせられた後だからか、そんなに寒いとは思わなかった。全員で、プールサイドでクロールの姿をさせられた後で、全員で平泳ぎを姿を真剣にさせられて、「かっこいいぞ」と誉められた。知らない人が見たら、ただの惨めなこどもたちに見えると思う。プールサイドで冬なのに全裸で腹這いになり、股を開いて、足を曲げ伸ばしてるこどもたちは、強烈に変なことをさせられてるようにしか見えないと思う。でも、裸教育なので、こんな程度のことは幼児でもしてることなのだ。幼児も素っ裸でプールサイドで泳がされてるのだと後で本を見せてもらって知った。
泳ぎのあとは、プールサイドで全裸蛙にされたり、全裸ブリッジをさせられて、「おちょんちょん、丸出しブリッジ、かっこいいぞ」と誉められた。ハッキリ言われて《おちょんちょん丸出しブリッジの子なんだ》と惨め感もあったが、厳しいことをさせられてると自覚させられて、負けないぞという気持ちも強くなって、よかったと思う。
「では、全員、腹這いのまま、股を開け」と言われ、足を腹這いでバンザイした姿で左右へ開いた。多分、先生にぼくの肛門とか性器をチェックされたのだと思うが、股を拡げた姿のまま、腰を持たれて持ち上げられた。しゃがんだ先生の目の高さくらいまで、下半身だけ持ち上げられて、惨めな子みたいで恥ずかしいと思ったけれど、ぼくのためにしてくれてるんだから、我慢して耐えた。マタを開いて、恥ずかしい部分を見てもらってるこどもなんだなと、赤面しながら、丸出しで頑張ったと思う。「うんこの穴、丸出しでも、頑張れてかっこいいぞ」と、元の普通の腹這いで股を開いた姿に戻されてから、誉められた。
「うんこの穴を見られるくらいで負けるな」とはっきり言われて赤面だったけれど、「はい」と返事できて、頑張れたと思う。
恥ずかしいこととか、惨めなこともあるけれど、それを乗りこえられるから、強い子になれると思うのだ。冷え切った体で股を開かされて、丸見えで全部見られて、虐待みたいだけど、でも《自分のためなんだから、負けないぞ》と思った。
由佳も目を潤ませながら、大股開きをして、麻衣のように下半身を持ち上げられて見られていた。《すごい、恥ずかしいことさせられてる。可哀想
すぎる》と思ったけれど、《やだ、こんな可愛い子まで、させられてる》とエッチで興奮してしまった。自分のことだと興奮しないけれど、目の前で可愛いこどもが変なことをされてるとエッチでどきどきしてしまうと知った。
冬のプールサイドで90分くらい全裸で頑張り、冷え切り、唇を青くして、ようやく体育館に戻った。体育館に入る前に「カルキを落とすためだ」と言われて、手洗い場に順番に寝かされて、そこで水道の蛇口を全開にされた。惨めな子すぎて脳内物質が出るのか、逆に全身に水を浴びせられて気持ちいいのに驚いた。鼻から水道水が入り、鼻が痛くて、口からも水が入って溺れそうになり、オシッコをちびりそうになり頑張らされた。30秒くらい冷たさと快感で悶えてから、ようやく許されて、手洗い場から出て体育館に入った。
すぐに体操服や下着を着れるのかと思ったら、全員全裸で体育館に正座されられて、昼食抜きでずっと正座をさせられた。「これまでの自分を反省しなさい」と言われて、正座してるうちに、《悪い子だった》と自然に反省の心になり涙が出てきた。他の子も反省できたと思う。やはり全裸で反省させられるからこそ、涙が出てしまうくらい自然に反省して「いい子になります」と素直に言えるのだと思う。
「いい子になったか?」と、最後に正座したまま先生に言われて「はい、いい子です」とオシッコをちびりそうな真剣さで言えて、嬉しかった。全裸で体育館で正座し、反省したというのもあるけれど、その前に全裸の体を水道で洗われたことも、効いてると思った。正座してるうちに体は乾燥したけれど、オシッコを少し出してしまい、マタは少しだけ濡れてたけれど、「目と、肌がきれいだ。心もきれいになれ」と言われて、「はい」と大きい声で返事できてうれしかった。もっと、もっと、いい子になりたいと思った。
117、合宿3日目以降
2日目に冬なのにプールの授業というのは、ショッキングだった。実際には50メートル泳いだだけなので、夏のように入りっぱなしではないのだが、プールサイドで素っ裸で股を開いて頑張るのは寒いだけに辛いものがあった。みんなで100人ほどいるので、プールサイドも窮屈ぎみだったが、それでも腹這いになり股を開いて体操するくらいの広さはあった。2日目に素っ裸にされ水泳だったので、それ以降は素っ裸でしごかれるのかと思ったら、そうでもなく、3日目はブルマ1枚にされただけだった。ブルマ1枚にされたのは裸教育でされたというより、「皮膚感覚で覚えてもらうため」ということらしかった。2人で一組にされたので、麻衣は由佳とペアになった。そうしたら、ブルマ1枚でペアの子と抱き合って、相手の体や皮膚を感じてみようという説明だった。レズじゃあるまいし恥ずかしいなあと思いながら由佳と体育館に寝転んで抱き合ったのだが、相手はただの女子小学生の小6というよりは、小4くらいの雰囲気のこどもなので、気持ち悪いとは思わなかったが、倒錯した変態なことをさせられてるような妙な気分だった。でも由佳が小学生らしく、甘えた感じで「麻衣ちゃん」とか言いながら、どんどん抱き着いてくるので、さすがに《うわ。女子同士とはいえ、可愛い子だな》と多少興奮したし、それなりに可愛いチビッコなんだなと感心した。小学生らしい肌の滑らかで張りがあり、しかもすべすべした感じは、同姓でも気持ちいいと思った。ブルマ1枚だから全裸で抱き合ったわけでないけれど、上半身の肌とか、足の肌、腕の肌などが麻衣に密着するので、それなりに気持ち良くなってしまい、《やだ、この子、たまらないな》と、思ってしまうほどだった。由佳は合宿でホームシックになり寂しい気分だったのか、甘えるようにドンドン抱き着いてきて、先生に指示されてるわけでないのに、自分から唇を麻衣の唇に押し当てて、接吻してきたのには、大胆さと無邪気さに驚いてしまった。こんな冬の明るく寒い体育館で抱き合って接吻してたら変態になっちゃうよと、思ったけれど、清潔な乾いた唇の感触が気持ち良くて驚いた。そうしたら、先生が、抱き合ったまま相手の恥ずかしい部分に触るようにと言ったので、《えーっ》と驚いてしまった。そうしたら、由佳がためらわずに、麻衣のお尻の穴に触った。それも、ブルマの上からでなくて、ブルマの中に手を入れて触ってきたので、《やーん、由佳ちゃん、大胆だな》と驚いてしまった。由佳に接吻されながら、肛門を触られて、食べ物の入り口も出口も小学生に触られてるという赤面さに、興奮してしまった。興奮というより、痺れるみたいなエッチな驚きがあり、《やだ、ぼくを、感じられてるんだ》と、頭がくらくらしそうだった。僕は肛門を触られて、体をエビぞらせてしまい、由佳を抱きしめながら悶えてる感覚だった。
「相手も自分と同じの、可愛い生き物なんだぞ。それを実感しておこう。みんな自分と同じなんだぞ」と先生に言われて、《そうなんだな、ぼくだけでなく、みんなもぼくなんだ。みんな、ひとりひとり、ぼくとおなじ必死で小さなチビッコなんだな》と実感できたと思う。抱き合ってるうちに、一緒に恥ずかしくても辛くても頑張るぞという気持ちが起こり、合宿のやる気が出たと思う。
多分、オナニーするメンタルトレーニングとか、浣腸されるメンタルトレーニングとか、そういう惨めだけど必死で頑張るといい子になれたという嬉しさのあるメンタルトレーニングの一種なんだろうな、と、思ったけれど、女子同士抱き合う訓練は初めてだったので興奮させられた。麻衣の唇と肛門を由佳に味わわれてしまった(あとで、ぼくの出口の入口の感触を味わったのが、可愛くて快感だった、と、由佳自身が言っていた)ので、ぼくのことを全部知ってしまった由佳とは親友になるしかないと思った。どうせ知られた以上は、仲良くして、すてきな先輩だったと思われたいと思った。人数が多いので、どこをどう触っても、いちいち先生が一人一人見てるとも思えず、女子のみんなも自分のことでいっぱいいっぱいなので、どう触っても同じようなものと言えなくもないのだが、でもペアの相手だけは、自分をしっかりと見てるわけなので、それなりに気になると思った。
ぼくは相手が小6だし、無垢そうな子なので、遠慮して由佳のお尻のスジを、ブルマの上から触っただけだった。
「お尻だけでなく、オシッコの部分も触ってみよう」と若い男の先生に言われたので、《やーん、先生のエッチー》と思いながら由佳の前の部分をブルマの上から触った。ブルマの上からでも、由佳のオシッコのスジの裂け目が感じられて、《やだ、可愛い子》と興奮してしまった。でも、由佳には直接ブルマに手を入れられて、ぼくの前に触られたので、由佳の細い指をぼくのワレメで挟むような感じになり、《やーん、気持ちいい》と悶えてしまった。後で由佳に「大胆なんだ」と言ったら、「みんな直接ブルマの中に手を入れてたから、わたしも真似しただけだよ」と言われたので、へえと驚いた。どうやら麻衣以外のほとんどの女子がブルマの中に手を入れて、相手の恥ずかしい部分に触っていたらしいのだ。由佳が大胆なのでなく、麻衣だけ恐る恐るブルマの上から擦るだけだった事実を知り、びっくりした。もっとも、その事実に気付いたのは訓練終了後の自由時間にみんなで話していた時なのだが。「やったぱり、わたしじゃ、気持ち悪いから直接触れないんだね」とか由佳が言うので、「そんなことないよ」とそれは否定した。先生の指示の解釈が、どうやら麻衣だけ控え目だったのと、自分が触られることに夢中で周囲が見えてないのが原因だっただけだ。
とにかくブルマ1枚でペアの女の子と抱き合う訓練では、麻衣は興奮したけれど、他の女子は割と淡々としていたようだ。由佳が美少女で可愛いから、麻衣だけが平均以上に興奮してしまっただけのようだ。由佳みたいな特別に可愛い子に体を触られるので大興奮だっただけで、確かに葵と触りっこをしても、割と淡々と抱き合ってお終いだったかもしれない。でも、相手は由佳だったので、由佳の幼稚で可愛い美少女ぶりに、興奮したし、嬉しかったのだろう。でも、今日は由佳と仲良くて良かったと実感した。相手があからさまに小学生そのものの雰囲気なので、同性も異性もなくて、ただのこどもとこどもの触れ合いが出来たのだと思う。ぼくのお尻の穴に興奮したと由佳が言っていたので、嬉しさと恥ずかしさの入り混じった赤面な気分だったけれど、直接触られただけに、「穴が可愛かった」と由佳に誉められて、やはり嬉しかった。小学生に穴が可愛いなんて言われるのは、幼児みたいだけど、でも、由佳に無邪気に言われると、素直に嬉しい気分がした。
後でお昼に由佳が手を洗わなかったと知り、ぼくのお尻に触れた手を洗わないのは、ぼくに触って嬉しかったからかな、と、ちょっと興奮してしまった。由佳に「先輩は可愛いです」と誉められたので、嬉しかったし、おまけに穴まで可愛いと誉められたので、由佳には大大大大大感謝という気分だった。手にぼくの肛門の感触が残ってますと言われたので、嬉しさと恥ずかしさの気持ちだった。赤面なメンタルトレーニングだったかもしれないけれど、でも仲良しになった子に、深く自分を知ってもらえたので、それだけに一緒に合宿も本番も頑張ろうねという気分になれたのは良かったと思う。
相手の女子と触り合う訓練の後は、ごく普通に柔軟性の訓練だった。腹這いになってエビぞったり、股を大きく開いてみたりと、午前中は柔軟性の訓練だけで終わった。給食後に、ようやく普通にマスゲームの訓練になり、マスゲームの技の順番や、技をする位置などを教えられた。ミーティングの形で少しやり方の説明をうけて、それから、すぐに実践をして、再びミーティング形式で場所と技の説明を受けて、再び実践してという繰り返しだった。その日の午後だけで、ほぼ全部の順番と技が分かった。難しい技はないけれど、頑張る必要のある技や、柔軟性がいる大変な技はあり、さすがに裸教育の総仕上げだなという感じはしたけれど、でもすでに習って習熟した技ばかりだし、技の順番やする場所もほぼ半日で憶えてしまったと思う。これと同じ内容をさらに2日かけて練習することになるのだから、それは上達するというか、見に付いた技になるわけだなと思った。とりあえずマスゲームをするだけなら、半日練習すれば十分な気がした。自然な流れで技を繰り出すので、自然に体で覚えてしまう感覚で、技の数もそんなに多くもなく、憶える難しさはなかった。ただ、裸教育のマスゲームの特徴なのかどうかは不明なのだが、同じ技を長時間持続させられる感覚だった。四つん這いになり、片足を上げる「犬のオシッコ」という技でも、片足を上げたまま30秒くらい、じっとしてるのだ。普通の体操だと片足を上げても、すぐに下げて、別の運動に移行するのだが、裸教育の体操だと片足を上げると、上げたまま、微動もせずにじっとしていなくてはダメなのだ。見物客に瞬間的に体を見せるのではなく、じっくりと見せるためだとミーティングで説明された。四つん這いで片足を上げても、瞬間的では足を開いてから閉じる時間が短すぎて、ほとんど瞬間的にしか開いてるのが見えないから、女の子なのにこんなに足を開いてますよと、じっくりと観察してもらうためなのだとミーティングで教えられた。30秒も股を開いていれば、じっくり股を観察されるから、それに負けない強い子だと知ってもらえるから、それが見物客の元気な気持ちにつながるということだ。恥ずかしさに負けない強い子の姿を見てもらうことで、見物客が元気になるのだから、しっかりと股を見せなさいと言われて、ハイと返事をして、なるほどと思った。もちろんワレメを見せるのは惨めな子だけど、それで見てる人が元気になるのだから、それでいいと教えられた。生贄みたいなもので、全体としてはプラスになるのだから、しっかりと股を広げるように言われた。恥ずかしくてバカみたいなワレメっ子にされる発表だけど、頑張れば、見てる人に喜ばれるのだから、ワレメ1等賞になれと言われて、《よし、1等賞になるように、頑張るぞ》と思った。惨め一等賞が一番カッコいい強い子だと知った。もちろん、させられてること自体は惨めでカッコ悪いかもしれないけれど、でもそれに負けてない強い心はかっこいいのだと思う。それから、これは先生も言っていたことだけれど、やはり、全裸発表を自然にできるのはチビッコだけの特権だと思うのだ。ぼくは勝手に幼児とか赤ちゃんだけしか許されない姿が全裸と思っていたけれど、でもそれは本人が決めることでなく、周囲や大人が決めることなのだから、全裸が許されるのだから、なって堂々と発表すればいいだけと分かった。
午後からもマスゲームの手順の練習かと思ったら、そうでなかった。「みんな、もう技はできるから、いまさら更に技の練習をしても時間の無駄。もちろん、もっと体を柔くする練習はできるけれど、中国雑技団じゃないんだから、見世物になるほど極端に柔くしても仕方ない。普通に技ができる程度の柔軟性で十分だし、それは既に達成されてるから」という説明だった。でも、やはり本番が不安なのか、もっと教えろという生徒もいたけれど、難しい技がないし、既に技はマスターしてるから何を教えてほしいのだと言われて、返答に窮していた。それに決められた場所で、決められた順番通りに技をするだけで、それに技を周囲にシンクロさせる練習もめいめいの学校で既にすんでいて、ぶっつけ本番でもそんなに全体の動きが乱れるとも思えなかった。午後からは運動場を使い、サーキットトレーニングや体力測定をしていた。しかも体操着を全部着ているので、普段の体育の授業と大差なかった。冬なのにブルマに半袖だと寒くて可哀想と考えるのは普通の人の発想で、素っ裸にされても普通な女子たちなどにとっては、ブルマに半袖での訓練は平凡で温かな普通の服装だいうだけだった。ブルマに半袖姿でも、全裸に比べるとかなり温かいということかもしれない。
それでも4日目、5日目に全体の動きが整っているかチェックの意味で練習したが、それでも全体を通して練習するというより、合わせるのが難しい技の前後あたりから実際にやってみて、微妙に早いとか微妙に遅いとかタイミングを直される程度だった。タイミングの練習は目を閉じて周囲を見ずにしているので、本番は目を閉じてするわけでないので、多少のタイミングのずれは、本番なら自然に解消されるであろう程度のものだった。4日目以降も結局は体操着を全部着ていたので、体育の授業を受けているような感覚だった。面白かったのは、4日目の午後、「みんな、合宿も最初の緊張感がなくなり、惰性になってきてるから、クロッツ走やるぞ。運動場に出ろ」と、何の指示もなく言われたら、運動場に出てからみんな服を脱ぎ始め、麻衣もぼーっとしてると出遅れるからと、体操着を全部脱ごうと思った。既に到着早々に全部脱いでしまった子もいて、これまでの経験ではこういう場合は遅いと叱られる場合が多いので、念のために脱ぎ始めた時に、体育館から先生が来て「脱がなくていいぞ。脱いで走ると近所に事前に話してないから迷惑だから脱がないように」と言われたことだ。部活みたいに体育館の前で脱いできた子もいて、焦って素っ裸で体育館に逆戻りしていた。由佳は麻衣と一緒に脱ごうとしていたところで、華子がいないと思ったら、体育館に逆戻りしていた。普段の要領の良さが逆効果なのが可笑しかった。華子がふうふう言いながら戻ってきて、「ららら、久保田が要領悪い格好で運動場にいると思って声を掛けようと思ったら、ハナの方が要領悪かったのら」と言いながら、その状況を面白がる余裕がある様子だった。白木は脱ぎもせず、普通に体操着のまま自主的にきおつけして、ピーンと背筋を伸ばしていた。葵は運動場で脱いでから、ぶつぶつ言いながら、再び脱いだブルマを身に着けていた。麻衣は部活でないのだから、と、特に指示もないので、そのまま運動場に出たので正解だったのだ。要領悪い方がいい場合があるんだ、という教訓を得て面白かったと思う。華子が焦ってるのを久々に見たと思った。
「それではクロッツするぞ」
「タイヤはどこですか?」と誰かが言っていた。
「今日は準備できなかった。去年はタイヤを借りたんだけどな」
そんな訳で、タイヤどころか手ぶらで、体操着のまま校外を走った。要するに、ブルマ、赤白帽子、半袖シャツ、パンティーという姿で、冬としては寒そうな姿ではあるのだが、これをクロッツ走なんて言っていたら、全裸でクロッツ走で死んで埋められた多くの少女たちに怒られそうだと思った。ブラジャーは脱ぐのに時間がないので最初からみんな使っていないので、要するに何も脱がずに、何も重いものも持たずに走ってるのだから、しかも距離も2キロほどだったので、これならマラソンの方が大変そうだった。
「これの、どこがクロッツなんですか。ちゃんと、クロッツさせられる方がいいのに」と言っていた奇特な子もいたが、麻衣は体操部に無理矢理入れられたからしてるだけなので、楽にこしたことはなかった。華子は麻衣と由佳が仲良く近くを走ってる後方を走りながら、「今日は、クボタに作戦負けなのら」と息もきらすことなくぶつぶつ言っていた。「どうして、こんなことになったのかナ……あ、ふわふわした雲がアンパンみたいなのら」とか言っていた。自転車の先生の後方を、競争でなく、全員の遅れることのない程度のそこそこの速度で走ってるだけなので、麻衣には結構大変だけど、麻衣より体力のある華子は遊び感覚に近い様子だった。しかし、間抜けに体育館に逆戻りしていたので、やれやれという雰囲気があり、いつも絶好調みたいな雰囲気の華子が凹んでるのは愉快だった。
運動場に戻り「クロッツ終了」と言われて、「これじゃあ、マラソンです。厳しく全裸でさせてほしいです」と奇特な子が訴えていた。
「いや、これはマラソンでないぞ。マラソンならランニングシューズを履いてるぞ。みんなどうだ、素足で走ってたぞ。素足ならクロッツだ」と、言われて、《なるほどー》と納得した。確かに最近は慣れ過ぎていて気が付かなかった、裸足で走っていたのだ。マラソンなら必ず靴を使う。靴を使わないのだから、物凄く甘いクロッツ走ではあるのだろう。服も着たままだが、いつものデニムのショートパンツなどと比べると、小さなブルマ着用なので、お尻が半分くらい見えているので、多少は肌を普段よりは露出してると言えなくもなかった。《なんだ、死んでしまうほどの厳しいクロッツもあるけれど、こんな甘いクロッツもあるんだな》と知った。素足でブルマで走るくらいなら、普通にどこの中学校でもできそうなクロッツ走だと思った。本格的なクロッツ走が過酷すぎてエッチすぎて普及しないのは当然にしても、この程度でクロッツ走と言えるのなら、社会に受け入れられる程度の薄着にして、クロッツ走大会をすると参加者は楽しいかもしれないと思った。
この合宿では、冬のプールは厳しすぎるけど、あれがマスゲームに参加する資格があるかどうかの踏み絵だったのだろう。全員が脱落せずに踏み絵を踏めたので、それからは既に出来ることばかりなので甘くなったということなのだろう。合宿内容を全部甘くして、本番で脱落されると困るので、
プールは参加者の健気さの確認だったのだと思う。触るだけで手が痛くなりそうな水温の水の中に全裸で入り水中深くで苦しみに最後まで耐える姿を大人に見てもらって、頑張る子だと知ってもらったのだと思う。暗く冷たく息のできないプールの底を25メートル泳がされるのは、こども地獄だけど、それを全裸の必死の子にされて頑張れたからこそ、信頼してもらい、甘いクロッツ走でも許されるのだろうと思った。いまさら厳しくしなくても、本番は必死の子になると確認済みの子たちということなのだ。その意味ではぼくたちはかっこいいな、と思う。
4日目の午前中は、本番のイメージトレーニングで、やる順番を頭に思い描いて、「次はブリッジ」と言われるとブリッジする自分を自分の視点で思い描いてみた。でも、眠ってしまいそうになるので、きおつけしてるのが大変だった。「おいおい、久保田寝るなよ」と先生にまで笑われてしまった。夜に華子が面白い話をしていたので、つい夢中になって聞いてしまい、睡眠時間がいつもは7時間くらいなのに、この時は4時間くらいしか寝ていなかったのだ。一方華子は睡眠不足にしては平気みたいで、注意されることもなかった。
「だめだ、みんな元気がないし、眠ってるのもいるし。じゃあ、手を叩いたら、『エイエイオー』と言って片手を上げてジャンプしなさい」と言われた。先生が手を叩く度に、「エイエイオー」と言って、「オー」のところでジャンプをした。ジャンプは20回くらいもさせられたので、かなり眠気が取れたと思う。その後は、うんこらハイ、というのをさせられて、四つん這いで股を開き、足は爪先立ちとなり、うんこする姿になり、お尻を突き出して(つまり、蛙逆立ち姿に近い姿だが、足は床に付いている)、うんこらでお尻を持ち上げ、ホイでひざと爪先を床につけて上半身を起こして手を後方へ伸ばして体をエビぞらせるのだ。この運動は惨めな気分がする運動なので、小6なのに、こんな運動をさせられてる由佳が可哀想な気がした。
イメージトレーニングとエイエイオーなどの後に、ようやく技の練習になった。蛙逆立ち姿は前方を見てとか、足はもっと開こうとか、初歩的なことで、他の学校では余り蛙逆立ちはしてないみたいで、直されてる子もいたが、麻衣たちの中学は既に蛙逆立ちは訓練されていたので、特に注意されてる子もいなかった。他の運動でも同様だった。他の学校は精神面では麻衣たちより鍛えられてるみたいだけど、技の練習はわりとルーズなようだった。蛙逆立ちはうんこするこどものイメージでと言われてるので、うんこする自分をイメージして蛙逆立ちしていたのだが、この合宿でも「久保田は蛙逆立ちの形がいいぞ」と誉められた。「うんこする時もそんな格好なのかな」と笑われたが、負けずに「はい」と返事した。そうしたら、「かっこいいぞ」と笑われた。でも、蛙逆立ち姿はうんこする姿に似てるのだから仕方ないと思う。ぼくの蛙逆立ち姿の写真を出しておくけど、こんなふうに、きちんと股を開いて、前を見て、きちんと教えられた通りの姿になれてると思う。ただ、爪先をのばしてるのは自主的にしてるんだけど、爪先は指示されていないので、こういう風に真っ直ぐに伸ばすのも、強い子みたいでカッコいいと思う。
118、リハーサル
冬で寒いので暖房のない場所で風邪をひかせないためなのかもしれないが、温かな体操着姿のままの合宿だったので、割と普通の合宿というかんじで、エッチなことや辛いこともしたけど、結構刺激的で興奮できて、次はなにをさせられるのかなという予測不可能なわくわく感があり、全体には楽しかったと思う。もちろん、半袖とブルマでは冬は寒いにきまってるけれど、素っ裸にされてるのと比べれば雲泥の差と思う。しかも由香が可愛いし、よく麻衣に懐いてくれたので、仲間が増えた感覚で楽しさ倍増だった。あとは、恥ずかしい本番はあるけれど、もう運動会で着てるものを全部脱がされてマスゲームするのは慣れてるし、理性で考えると人前で素っ裸になるには大きい子すぎで赤面ではあるけれど、実際の感覚的には幼児の全裸運動会の延長というかんじなだけだなと、極端にエッチでなく、あまり特別なことでないような感覚になってきてると思った。少しエッチなのは裸教育なのだから仕方ないことだと思う。恥ずかしいかわりに、興奮や気持ちよさもあるのだから、
今時、小学生でも嫌がるブルマを身に着けての合宿だったのだが、もっと恥ずかしい姿をさせられてるせいか、ブルマなら普通の体操着というかんじで、この程度でエッチというなら、何でもエッチになってしまい、きりがないと思う。それより、学校が裸教育だったおかげで、もう普通の学校では体験できないブルマ姿で運動でき、それは思い出になって良かったと思う。
体操着で普通に頑張っていたら練習日がどんどん過ぎてしまった感覚で、目がさめたら、すでにリハーサルの日になっていた。由香が「きょうも頑張ろうね」と言って、麻衣の唇の横の方に軽くキスしたので、《わあ、幼稚で大胆なんだな》と、驚いてしまった。
学校に1台バスがきて、ぎゅうぎゅう詰めというかんじで、体操着のまま乗り込んだ。由香は小学生なので、外を見るのがたのしいらしく、外の景色を見ていたが、麻衣はリハーサルとはいえ、公開リハーサルなので、発表会前の落ち着かない気分がした。
町のグラウンドということなので、郊外なのかと思ったら、割と街中なので驚いた。人里離れたイメージの学校からは20分ほども移動した街中で、幼児が全裸運動会してた場所のような空き地というかんじでなく、普通の観客を入れて野球のできそうな立派なグラウンドだった。もっとも、そういう立派なグラウンドだから借りられる時間は僅かで、ここを利用するのはリハーサルと本番だけということなのかもしれないが。
リハーサルは無料で見れるので人が多いという話だったが、実際に、かなりの大勢の観客で、こんな場所でリハーサルだと、発表と変わらないと思った。体操着姿なので人前だから恥ずかしいということもなく、冬に半袖にブルマでは多少寒そうに見えるかな、と思った程度だった。
グラウンドへ登場直前に由佳が「頑張ろうね」と言って麻衣の手を握った。でも、なんとなく、ぼくに頑張ろうと言ったのではなく、緊張してる自分自身に言い聞かせてるような言い方だった。さすがにリハーサル直前だと小学生らしく緊張するらしい。でも《体操着の普通の姿のリハーサル程度で緊張していたら、明日の本番は大丈夫なのかな》と思った。
グラウンドに出て、すぐにリハーサルだった。リハーサルといっても学校で叱られながらリハーサルしたような練習色の強いリハーサルでなく、止まることなくマスゲームを続けるので、ごく普通の発表と大差なかった。大勢の前で普通に発表している感覚だった。
ただ、体操着でしてみると、裸だと逆に気づかないのだが、ずいぶんセクシーな恰好が多いなと思った。組体操でなく、たえずバラバラで運動するので、どうしても体の柔軟性とか運動能力を見せる方向になるので仕方ないのだろうけれど、人前でブルマで大胆なポーズをさせられるな、と思った。
ブリッジをしているときなどに、「全員、もっとマタを高く持ち上げろ!」とかいう風に、マイクで叱られるので《やはり、練習なんだな。リハーサルだから仕方ないけど、観客の前で叱られるのは恥ずかしいなあ》と思いながら頑張った。
足を割と大きく左右に開いてブリッジするので、足を閉じてするよりは、ブルマの位置が低くなりがちだと思った。でも、叱られたので、めいっぱい頑張ってエビぞったので、苦しい姿勢だったが、なんとかする時間は持ちこたえた。「もっと、股を大きく開いて、もっと高い位置にしないと、本番で女の子か男の子か分からないぞ」と言われたので、《やだ、先生のエッチ》と思った。そんなオスかメスか見てもらう発表でないんだから、おちんちんが付いてないぞと見てもらっても、赤面なだけだ。でも、《今日は普通に体操服でマスゲームしてる子供たちだけど、明日は全員が全裸で同じことをさせられるんだ》と思うと、体操着でも赤面な恰好ばかりなだけに、けっこう残酷なことをさせられる子供たちみたいで、《ぼくたちって、惨めな子たちなのかな…》と思った。でも、するしかないのだ。
《明日はこれと同じことをワレメちゃんクッキリでさせられるんだ、赤面だな》と思った。大胆なポーズばかりなので、砂だらけで運動してると、明日のことばかりが不安になった。まあ、所詮は中学生で子供だし、女の子だし、見えても大したことでないないのかもしれないが。男子だとおちんちんがプラプラしてるので丸出しだと卑猥かもしれないが、女子なのでスジになってるだけなのだ。先生の言うように、おしっこをしたらエッチかもしれないけれど、しなければ割れてるだけなのだ。肛門なんて、みんなあるんだし、女の子なんだからスジなのは当たり前のことなので、そのことで赤面してるなんて、子供らしくないなとも思った。
ぼくとしては、見えること自体は運動会などで慣れてきたけれど、要するに全員一斉に丸見えにさせられるのが、残酷感があるというか、惨めな子たちみたいで赤面な気がするのだな、と思った。下の写真でわかるように、ぼくは女の子です。だから、こういう形なのは普通のことなので、子供のくせに恥ずかしがる方が変なのかもしれないのですが。
でも、写真と違い、素っ裸だと、剥き出しだし、おしっこの部分を冬の風に晒して、スースーさせて頑張るのだから、途中でおしっこしたくなりそうだな、と思った。でも女子全員がさせられることだし、麻衣より小さな年齢の由佳とかもされられるのだから、負けないで頑張るぞ、と思った。
こんな寒い季節にするのは初めてなので、明日は本当に失禁したりしないかな、とか、恥ずかしいことを考えてしまい、リハーサルは上の空になってしまった。近くの由佳は真剣そのもので、前方で犬のオシッコのポーズをしてるのが見えた。
犬のオシッコのポーズだけでなく、今回のマスゲームは股を広げる内容が多いと思った。考えてみると、股を開いてばかりなのだ。こんなに股を開いたら、中身が見えてしまうと思う。素っ裸にされるから、お尻の穴は仕方ないにしても、他の穴まで丸見えになって頑張るのでは惨めな子すぎと思う。犬のオシッコのポーズは、簡単な技だけに、セクシーな気がした。女の子のするポーズというより、オスのするポーズの気もする。
難しいブリッジとか、体力のいる蛙逆立ちとかは前半にしてしまい、最後のクライマックスあたりで犬のオシッコのポーズというのが、少しマスゲームにしてはバランスが悪い気がした。最後の方にブリッジ1分とか、蛙逆立ち1分とかの荒業をもってこれば、かっこいい姿を見てもらえるのにと思った。最後近くで犬のオシッコのポーズでは、ちっともカッコよくなく、恥ずかしい子というだけと思う。
犬のオシッコのポーズの後は立ち上がって、片足を上げてバランスをとるのだが、これも、どうして最後にこんな単純な技をするのか疑問だった(下の写真参照)。股を開いて片手で持つだけなのだが、バランスも崩しやすく、最後のクライマックスで大失敗というリスクもはらんでいると思う。でも、疑問であっても言われた通りにするのが集団体操の基本なので、素直に頑張るしかないというだけだった。
いずれにしても、素っ裸にされるのだから、明日は恥ずかしいのは普通というか当然なのだ。だから、あまり細かいことに思い悩んでも仕方ないと思う。それに、裸教育で裸の発表を何度もさせられたおかげで、その後、恥ずかしいガンダムのコスプレでも抵抗感なく着て人前に出れたのだと思う。もし裸教育でなければ、ヌードガンダムにはなれなかったし、せっかく衣装を作ってくれた男の子をがっかりさせたと思うのだ。「子供だから、この程度でいいか」と適当に布を貼り合わせただけの衣装だから、大人の指示で素直に全裸になれるような子でないなら、着るのに抵抗感あると思うのだ。細い布がくるっと腰に巻いてあるだけなので、踊ってる最中はぼくのワレメちゃんが丸見えになってたと思うのだから、超大胆コスプレだったのは間違いないと思う。ただ丸見えのはずだけれど、こどもだからいいと思ったのか、みんな黙ってみてるだけだったので、照れずに頑張れたのだと思うが… 踊ってるときは《ぼく丸出しガンダムだっ! おーっ!》という気分で股を開いてたほどだ。だから、結果的に精神力がついて強い子に育ったと思うので、裸教育は否定しないけれど、この前日のリハーサルでは、やはり、体操着で精神的に余裕があるだけに、いろいろ考えてしまった。
リハーサルは1度した後、見物してる人には休憩が30分あり、そのあと、同じことを繰り返す。休憩時間に叱られて、あれこれと指示された。ブリッジでブルマの位置が低いとか、蛙逆立ちはお尻の穴を見せる感覚でとか言われた。「せっかく全裸蛙になるのに、お尻の穴が見えないのでは価値がない」からと言われ、当たり前のことなのに、お尻の穴を見られてしまうんだな、と少し赤面な気分だった。当たり前のことでも改めて言われるとエッチと思うことはいろいろあると思う。全員一斉にお尻の穴を見せる恥ずかしい子供たちなんだと思った。穴があいてるだけだけど、うんこを出す穴だけに、エッチだなと思う。明日は全員惨めな子になって穴を見せるんだなと思った。
再度、最初からリハーサルになり、一度目より、少しだけ疲労感はあったが、頑張ってやり抜いた。1度目より冷静に運動してみて、《やはり運動会などと比べると、足を開いてばかりで、だから最後の犬のオシッコのポーズが余計に過剰な感じがして気になるのだな》と思った。でも、そんなことをいうなら、新体操でもバレエでも、女の子の発表は股を開いてばかりなのだ。そんなことを気にしていたら発表できないと思う。
グラウンドを借りている時間が少ないのか、リハーサル終了と同時にバスに乗せられて、元の学校へと戻された。
「どうだった?」と由佳に訊いてみた。
「運動会みたいだった。運動したなって気分」と答えていた。確かに運動量としては、なかなかハードだと思った。柔軟体操とかは左程でもないのだが、ブリッジとか蛙逆立ちとかアンテナとかの時間が長いし、ゴロゴロ転がったり、走ったりと、砂だらけになるだけでなく、体力も使うと思った。
結局、犬のオシッコのポーズがやはりクライマックスだったのだと知ったのは翌日になってからだった。
119、リハーサル終了後
結局ぎゅうぎゅう詰めのバスで合宿地へ戻りふりかえってみると、リハーサルは普通の体操着の発表と同じで、あまりリハーサルらしくなく、公開で叱られると幼稚に見えて恥ずかしいと思っていたけれど、実際には淡々とマスゲームをするだけで、途中で叱られたり、酷く注意されたりすることもなく、あっさりしたものだった。そのせいか、疲労の蓄積も感じず、元気もあり、もう一度リハーサルできそうだったが、余分な体力は明日のためにとっておくということなのだろうか。戻ってから、出来の悪かったところだけ再度練習するのかなと思ったが、そういうこともなく、「明日のため過激な運動などはせず、早めに寝て明日がんばろう」と言われた。夕方の食事もいつもよりも美味しいものがでて、ガンボという料理らしかった。
香辛料の強いアメリカのカントリー風の料理に満腹になった後、食堂替わりにしてる部屋で「なんか、明日、今日とおなじことを素っ裸ですると思うと不安になってきた」と由佳が言い出した。「わたしに出来るかな?」と少し考え込んでいるようだ。でも、麻衣のような中学生でさえ運動会で全裸にされる前は本当にそんな恥ずかしいことが出来るのか不安だったのだから、まだ小学生の由佳が不安になるのは当然と思った。麻衣たちも栄養の良くない孤児が多いせいか、中学生というよりは小学5年生くらいの幼い雰囲気なのに、小学生の由佳はさらに幼く見える。小さな子が不安がってるように見え、助けてあげたくなる子だなと思った。
食事の後、セルフサービスで箱へ食器を戻し、再び同じ椅子に戻った。時間がないからと、体育館へ移動せずに、食堂でそのまま「こども検査」されることになった。明日本番なので、こどもに見えないと、体操着なしだと問題なので検査するようだ。全裸でいいのは、幼児とか幼児の延長だから(要は素っ裸の赤ちゃんみたいなものだから)全裸発表が許されるという前提でやっているので、幼児と同じような性器でないと問題ということなのだ。体育館とかでなら、慣れてきてるので緊張しないけれど、食堂で検査だと微妙に恥ずかしいなという気分だった。
体操着はなので脱ぎやすいとはいえ、班の名前を呼ばれたら、その班の子たちは着ているものを全部脱いで準備する。最初に1班と言われ、1班の子たちが食堂で素っ裸になっていた。体育館で素っ裸は見慣れたせいか割と普通だけど、食堂(要は教室)で素っ裸は大胆な子たちみたいで、女の子同士とはいえ赤面させられるなと思った。脱いだ体操着はテーブルの上に置いているので、余計に恥ずかしい子に見えてしまう。2班、3班、と順番に検査されて、検査が終わると寒いせいもあるのだろうけれど、みんな急いで着ていた。やはり半袖にブルマだけであっても、素っ裸よりははるかに暖かいのである。麻衣は7班だったので、他人事のように全裸にされて「こども検査」されるちびっ子たちを見ていた。本当に高学年とか中学生とかいうよりもちびっ子という雰囲気で、素っ裸で検査されても普通なくらいこどもに見える。もちろんワレメちゃんがツルツルのせいもあるのだろうが、胸(乳房)も小さいか、ないかだし、ぜい肉もないし、ひょろっとしたジャリンコというかんじだ。全裸になったら再び着席して名前を呼ばれるまで待つのだが、着席してる子も、名前を呼ばれた子も幼い雰囲気だ。名前を呼ばれた子は「はーい」と右手を上げて、大きい声で返事をして先生のいる食堂中央まで歩いていく。そんなに遠くないけれど、人前を素っ裸で歩くのは割と恥ずかしいと思う。それで男の先生の前で番号の名前を言い、万歳をして一回転する。こどもかどうか、体全部を見せないといけないので万歳姿なんだろうと思う。先生は座って見ていて、合格の子は合格のチェックを用紙に書き込んでいた。一回転の後、合格の子は健康の簡易検査で舌を出してコケがないか見てもらい、結膜炎とかがないか、目の裏を見せ、下痢とかでないか肛門を見せて、ようやく簡易検査終了だった。そのあとジャージ姿の先生の膝の上で「はい」と言って、ツバメをさせられる。先生の膝の上に腹ばいになってバランスをとり、きおつけ姿になり、掛け声をかけて海老反るだけなのだけれど、真っ裸でさせられるのが幼児並みでカッコ悪いと思った。させられてる子は真剣だけど、見ていて赤面させられた。他人事のように楽しんで見てたら、麻衣たちのいる班となってしまい「7班」と呼ばれた。
「はい」と全員が返事をして、麻衣は由佳や友達と一緒に立ち上がって体操着を脱いだ。なんとなく身体検査みたいな雰囲気だけど、真っ裸になるのが違いだろう。半袖をテーブルに置き、その上にブルマを置いた。そして着席した。由佳の前に麻衣が呼ばれた。「はーい」と大きい声で返事をし、中央の先生のいる場所まで歩いた。こどもとはいえ、こども検査されるのは恥ずかしいと思う。「72番、久保田麻衣、こどもです」と言って万歳して一回転した。知らない先生だったけれど、いきなり「おっ、可愛い子だな」と言われて面くらった。そんなこと言われたのは、ここまでの検査では麻衣だけだった(結局、麻衣と由佳だけが、可愛いと言われたのだが)。口を大きく開いて舌を出すと、低学年の子の気分がした。それから指で目の裏を見せ、ぼくの穴も見せた。大きい子なのに、かっこ悪いけど、検査なので仕方ない。「穴が、きれいだな。肛門のスジが黒ずんでないけれど、ちゃんと、うんこしてるのか?」と訊かれたので、「はい」と返事をした。「そうか、肛門1等賞だな」と誉められた。嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちだったが、とりあえずこども合格なのだなと思った。
その後、椅子に座ってる先生のジャージの上に腹ばいになって乗り、恥ずかしいのもあるけれど、おもちゃの子の気分だった。先生の膝の上に全裸で乗るなんて、3~4才の幼児がやりそうなことだなと思った。存在そのものがおもちゃみたいに軽い雰囲気の幼児がやりそうなことだけれど、先生の膝の上に乗ってるぼくは13才なのだ。しかも普通に座るとかでなく、足の上に腹ばいになって乗り、きおつけしてるんだから、幼稚っぽいと思う。これもぼくのような中途半端に大人の年齢のこどもを幼児化させる洗脳なのかもしれないが、実際に先生の膝に乗せられると、嬉しい気持ちになり少し興奮したので、まだ幼児の心が残ってるのかもしれない。呼吸を整えてから「はい」と言いつつ、体をクイッと海老反らせた。手はきおつけのままだが、足は左右へ開いた感じで海老反った。幼児になりきらされてるようで、惨めさと嬉しさの気持ちだった。幼稚なことをさせられて惨めだけど、実際気持ちいい面があるので、それで病みつきになってしまい、知らず知らずのうちにマインドコントロールされていくんだろうな、とか思うのだけど、実際にぼくの体が気持ちいいんだから仕方ない。ぼくって顔も幼稚(下の写真参照)っぽいけれど、全裸の体も幼稚っぽいのかもしれないと思った。きおつけしたり、海老ぞったり、幼児のようなことが妙に気持ちいいのだから。
こども検査が終了すると、合格したらしく、ノートにボールペンでチェックを入れてもらった。ノートには全員の顔写真と全裸写真(きおつけ)が貼ってあるので、チェックするのにページや人を間違える心配はないので便利だった。ぼくも緊張して小学生みたいにコチコチになってる顔写真と、幼児みたいにワレメちゃんもクッキリと丸出しできおつけしてる写真と、全裸でぼくが蛙逆立ちしている姿の写真が貼られていて、小中学生の生の全裸写真集みたいなノートだと思った。蛙逆立ちの写真はカメラの方を見ているので、誰でもぼくだと即座に分かるので便利と思った。ただ、素っ裸で蛙逆立ちなんてカッコ悪いのかもしれないけれど、恥ずかしさに負けない強い子と知ってもらえるので、それは、かっこいいなあと思う。チェックを入れてるノートを見ながら、《明日は負けないぞ》と思った。明日は幼児になりきる日と思う。先生の膝の上で反り返ってる時、気持ちよくで自然につま先がピーンと伸びてしまい、《恥ずかしいはずなのに、こんなにピーンとしてるなんて、ぼくって幼稚なのかな》と思った。検査されてても、やはり、可愛い子だと目立つみたいで、由佳の検査の時とかは、みんな見てるかんじだった。検査終了で、それぞれの部屋に戻った。
「明日、出来るかな?」と部屋で由佳が不安そうだった。
「大丈夫だよ。ぼくも最初、運動会のマスゲームで脱いだときも、出来るのかなとか思ったけれど、実際にやってみると案外なんでもない事だから。それより、学校で素っ裸になる時がドキドキしたかな。部員だけだったせいもあるけれど」
「そういうものなんだ」
「そういうものだよ。体が緊張でこわばって動きがぎこちないかなと思ったけれど、次第に普通に動くようになるから」
「そうだよね。今日と同じだよね」
「同じだよ。むしろ体操着のない分は身軽なんだから、ちゃんと出来るよ」
「そうだね」とようやく由佳は少し安心したようだったが、早くも明日のことで緊張気味だと明日は大変そうだなと思った。麻衣たちのように順番に慣れていけば、緊張しても限定的だけど、いきなりでは大変だと思った。もっとも、その由佳でさえ、小学校ではブルマ1枚で生活してるのだから、まるっきり初心者というよりは、若干 は裸教育で慣れているはずで、まるっきり慣れていない子だと危ういかもしれないと思った。緊張しすぎて、うまくみんなに合わせられない可能性があると思う。実際、体操着ではきちんと整然と出来る子たちでも、全裸だと何故かバラバラになりがちなのだ。そこが全裸発表の難しいところだけど、でも、だからこそ裸教育されてる小学校のこどもが参加してるということなのかもしれないが。とにかく、ブルマ1枚には慣れていても、全裸発表だとまた別の難しさがあると思うのだ。
考えていても疲れるだけなので、見回りに来ないだろうけれど、就寝時間には早めに寝た。いよいよ明日ははれの合同発表会なのだ。これまでの練習の成果や努力が報われる日である。リハーサルも公開なので実質的にはマスゲームの発表会と同じだが、体操着はぼくではなく、ぼくそのものを見せる明日が本当の発表会なのだと思う。技とぼくを見せる発表会なので、技だけ見せたリハーサルとは少し意味が違うと思う。もっと正確にいうと、技とこどものぼくを見せる発表会ということなのだと思う。
もちろん、さっきのこども検査では不合格の子もいたが、それは毛が生えてきていたという子が不合格だっただけだ。数回剃られたら全く毛が生えてこなくなった麻衣や、もともと小学生で最初から生えてない由佳には、関係のないことだった。不合格の子は剃られたり、一夜漬けで訓練されたりして、きちんと翌日までにこどもに変えられていたので、合宿参加者で本番不参加者は誰もいなかった。いよいよ、こどもそのものの姿で、明日は発表するということだ。まあ、こどもだから許される姿なのは間違いないので(もう許される年齢でないと思っていたが、それは麻衣の勘違いだったと知った)、こどもの特権をフルに発揮して、強い子負けない子の姿を見せるだけだと思う。可愛い由佳とくっつくような感じで眠り、知らないうちに眠ってしまったようだ。
120、本番直前
ずうっと窮屈な体操着姿(指定服が小さく、少し動くだけで簡単におへそが出るほど)だったので、普通の感覚で合宿していたが、冷静に考えてみると、女子中学生なのに1週間ほどセーラー服を一度も着ていないし、パンティーもずうっと穿いていない。指定されたブルマと半袖だけなので、すぐに体の輪郭がクッキリになるような、かなり裸を意識させるようなエッチな服装で、ぼくは割と幼稚な姿が好きなのでいいけれど、幼稚な服装の嫌いな子には嫌な一週間だったと思う。合宿参加者は多くは孤児とか身軽な子ばかりだったけれど、別にプロのヌードモデルしてる子供でも、ましてや芸能人でもなく、ただの普通の子ばかりなので、服装そのものがエッチなのは、やはり「恥ずかしいね」とか言ってる子もいた。サイズ120㎝用のブルマは下半身にノーパンだと、どんどん食い込んでくるかんじで、ワレメちゃんクッキリになってしまう。もっとも、クッキリであっても、単に形がバレて恥ずかしいというだけで、直接見えてるわけではなく、実際に見えてるのは服の生地にすぎないので、「ブルマに食い込んでいても女の子なんだから、スジで当たり前というだけだよ。いちいち練習中にブルマを直したりしたらダメだよ」とミーティングで言われてしまえばその通りなので、当然なことを考えるよりも練習に集中しようという気分にはなったけれど、やはり自分のクッキリの部分を見てるときは《エッチな姿だな》と、ついつい思ってしまった。でも、いよいよ本番なので、そんな食い込みやすいエッチな服装ともお別れである。
体育館に事前のミーティングで集合した時に、全員の体操着回収があった。最初に班ごとに小さな段ボールが渡されるので、そこに半袖シャツを入れた。それから普通のミカン箱くらいの段ボールが体育館に置かれて、そこに全員がブルマが入れさせられた。「全員が最後まで本番をしっかり頑張れたら、もとの持ち主に返すけれど、頑張れないなら、素っ裸で帰らせる」と言われたので、そんなことになったら大変なので、本番はしっかり頑張ろうと思った。それから、段ボールは回収後は盗難や紛失がないように、ガムテープでしっかりと封印をしていた。体育館で素っ裸で体育すわりをしていると、いよいよ本番なんだなという気分になってきた。
素っ裸で寒さと恥ずかしさを感じながら体育すわりをして、説明を聞いた。床が冷たいのにじかに肌が触れるので、お尻が冷たいと思った。
「今日のマスゲームは、簡単だと思う。小学校の運動会の組体操の方が難しい技とかあり、大変だったんじゃないか」と言われた。確かに、その通りで、5年生ときの高学年の組体操の発表でしたピラミッドなどは麻衣は上の方の段だったので楽だったけれど、下の方で支えている子は本当に苦しそうだった。段の上の子の体重が下の子に全部かかるので地獄だと思う。それに最後にわざと崩れるのも、ときどき骨折する子も出るほどで、かなり危険な技だったと思う。しかし、今回はピラミッドどころか、他人とのからみすらないのだ。
「でも、それでは、見てる人は技らしい技も、見せ場もなく退屈すると思う。せっかく、ただのこどもを遠くから見に来た人もいるのに、技もなく、見せ場もなく、それでは申し訳ない気分にならないか?」と言われ、うなずいた子が多かった。
「もちろん全裸発表だから、こどもの体そのものも見どころと言えなくもない。でも、幼児に毛の生えた程度の裸を見ても、たいした見世物にはならない。銭湯で幼児の素っ裸を見てるのと大差ないと思う。わざわざ貴重な時間を使い、お金を使い、見てくれてるんだから、それなりに、ちゃんとした見世物になりたいと思わないか?」と言われた。今からでも、もっと見てる人が喜ぶなら、その方がいいかなと思った。たしかにマスゲームにしては簡単すぎるし、盛り上がりに欠けてると思う。
「今日はここにいるこども全員、ちゃんとした見世物になってもらう。いいな」と言われたので、「はい」とみんなと共に返事をした。
「四つん這いになって、片足をあげる技があったな。犬のオシッコ、という技のことだ(下写真参照)。犬のオシッコの技は、昨日はブルマ姿だったので、ブルマが濡れてしまうのでオシッコはできなかったが、今日は全員が真っ裸なので、オシッコしても服が濡れたりすることはない。だから、犬のオシッコの技で、本当にオシッコをしよう」と言われた。
《えーっ》と、思ったけれど、笑い声が起こっていた。笑ってる場合でなく、女の子にとっては、かなり赤面でシリアスなことを言われたのに、あまりに赤面なことだと、逆に恥ずかしさを通り越して可笑しくなってしまうのかもしれない。全裸にされるのは平気そうにはしてるけれど、いくらこどもとはいえ実際にはかなり恥ずかしいことだし、昔は全裸発表なんて小さなこどもなら普通かもしれないけれど、もう現在はそこまで昔ではないし、やはり相当赤面さとか惨めさもあるのが全裸発表だと思うのだが、それでは物足りたいので小便をしろと言われて、《それでは滅茶苦茶に恥ずかしいこどもだよ》と思ってしまった。全裸マスゲームで、少しだけ、うっかり漏らしてしまい、ワレメちゃんが光ってる程度でも、かなり惨めな子みたいな気がして恥ずかしいのに、ワレメちゃんから小便をしてるのを見られるのだとしたら、エッチなさらしものの子と思った。でも、そんなエッチなさらしものだからこそ見世物になるのかもしれないが。それに、もし本当に赤面さに負けずにオシッコは出たとしても、その後で片足を上げる技もしないといけないのだ。素っ裸で片足を上げるだけでも、まるで性器をみんなに見せてるこどもみたいで恥ずかしいのに、その性器がオシッコで濡れてることになるのだ。いや、それだけでなく、下半身、かなりオシッコまみれになってるかもしれない。女の子が人前でオシッコして、その濡れた部分を見せるなんて、そんな変態みたいなことして、本当にいいのだろうか、と、少し不安になった。でも、するように言われたのだから、本気でさせるつもりなのだろう。
素っ裸になった由佳は、ごく可愛らしい姿で、女の子でも見入ってしまいそうな程だが、その由佳も発表でオシッコをすると聞いて、爆笑をしていた。あまりに突拍子もないことだと頭がついていかないので、他人事のように、ただその姿を想像して笑ってしまうということなのかもしれない。体罰で女の子が全裸でビンタをされた後とかに、性器のスジが、おしっこで光ってると《やだ、惨めで可哀そうすぎる》と思うのは事実だ。ワレメちゃんは乾燥してれば割れてるだけで、幼児と同じというだけで、どうということはないのかもしれないが、濡れて光ってると、色々エッチなことを想像されるから恥ずかしいと思うのだ。でも、今回は、全員が性器を自分のオシッコで濡らして発表することになるらしい。
《簡単すぎる発表だと思ったら、そういうことだったんだ。まず四つん這いでオシッコをした後で、立ち上がって片足を高く上げて、ここからオシッコしましたと、出した部分を見てもらう発表なんだな》と、ようやく合同発表会の趣旨というか見どころが分かった気がした。ここに集められたこども全員がおしっこをするところを見てもらう、そういう発表なんだな、と知った。しかも素っ裸で、放尿するんだから、ただの恥ずかしいエッチな子たちだと思う。する方も恥ずかしいけど、見てる方もそんなもの見せられたら赤面してしまわないだろうか。
「時間はたっぷり1分以上あるから、膀胱の中のオシッコは全部、出し切りなさい」と言われた。「おしっこを全部出し切ることは、自分を全部出し切って頑張ってる姿を見せることだから、かっこいいんだ」と教えられた。確かに自分を出し切って頑張ってるという意味では、かっこいいのかもしれないけれど、緊張してるのに、本当にオシッコなんて出せるものなんだろうか。もっとも、本番前にトイレに行くので、出たとしても、みんな僅かな量だと思う。1分どころか、5秒とか10秒しか出ないかもしれない。
オシッコの説明の後は、全員が本番の発表前にはトイレに行っておくようにと言われた。「バスで出発するまでに、まだ2時間ほどあるから、ミーティングが終了したら、全員体内のうんこは全部出しておくように」と言われた。お腹が便で膨らんで幼児腹みたいになっていると見栄えが悪いから、うんこを出して、腹をへこませてから本番というのは何度も説明で聞いていた。でも、本番が近づくと自然に何故かトイレに行きたくなるものなのだ(本当)。そして、普段はなかなか全部は出ないうんこも、本番直前だと緊張してるはずなのに、逆に全部自然に出し切ってしまうものなのだ。マスゲームの前に、うんこが全部、おしりの穴から出てしまったのには自分でも驚いた記憶がある。女子全員が、全裸発表の前には、おしりの穴からうんこを出してるのだ。
「うんこの出ない子は、先生がイチジク浣腸をするから、出発前に来るように」と言われた。でも、そんなことをされなくても、全員が自然に、まるで緊張するとオシッコしてしまうセミのように、うんこを出してしまうので、先生に浣腸をされに行く女子はいなかった。それに、先生の前で素っ裸で四つん這いになって浣腸されるのも、恥ずかしすぎるので、頑張って自分で出すと思う。
それでも何人か「お浣腸お願いします」と先生の前で四つん這いでお尻を突き出していた子もいた。それは出なかったというより潔癖症で、本当にうんこを出し切ったのか不安だったのだと思う。昔はドイツで実験動物にされ素っ裸で解剖された(殺された)こどもまでいたのだから、素っ裸でお浣腸くらいなら、笑い話の域なのだけれど、でも、かなり強烈な恰好に見えるのは事実だ。白木も浣腸されていたけれど、あれは、してほしかっただけで、実際はきちんと出し切っていたと思う。お浣腸されて、悶えてる女子は、幼稚園児みたいで赤面だと思う。
麻衣はやはり、自然にうんこをしたくなり、体内のうんこを肛門から全部出してしまったし、その出し切った身体で全裸発表するのだな、と思った。肛門から、うんこが出た感覚が残った全裸で、全裸発表をするというのが、上辺はきれいに見えてても、全裸発表の真実なのだと思う。そんな恥ずかしいこどもたちを見るのが、全裸発表会なのだから、多少は幼稚に見えてしまうのは仕方ないと思う。女子高校生の全裸を見るかのようなエッチな期待をこめて見物に来たなら、実際は幼児の全裸運動会を見てるような気分になってしまい、がっかりするのは当然だと思う。全裸発表だと実際の年齢より幼く見えるし、実際に幼い体に(性器の形も含めて)なっていると思う。中学生にもなって幼児なみの性器を見せているのも恥ずかしい子なのかもしれないが、でもだからこそ全裸発表が許されるのだろう。そう見えるように毛までツルツルにされてるのだ。緊張でびっくりするくらい縮み上がってしまい、小さな性器になってしまうので、幼稚園並みの子たちばかりと思われても仕方ないと思う。でも、麻衣たちが幼いというより、そういう幼いタイプの子は選ばれてるけれど、女子中学生が自分を全部丸出しにすると、もともと幼稚ということなのかもしれない。普段はセーラー服やパンティーで隠されてる部分まで丸出しで頑張ると、大人の仮面がはがされて、もともとも幼稚な部分が露出するというだけなのかもしれない。もともと幼いのか、幼くされたのか、それがどうかは分からないけれど、でも麻衣が真っ裸で人前で発表させられてる時は、生まれたままの本来の自分の気分になってると思う。生まれたままの姿なので、生まれたままの子のような気分になるだけなのかもしれないが。
結局、ミーティングで重要な話は、犬のオシッコという技で小変更が加えられたということと、バスで出発する前にトイレに行っておくようにという、その2つだけだった。「発表でオシッコしなかった子は、後で駅でオシッコさせるぞ」と言われた。そんなことさせられたら大変なので、みんな本番ですると思う。
人前で素っ裸にされる時点でかなり恥ずかしいので、さらに恥ずかしいことが加わっても五十歩百歩という気分になるのか、赤面なことが加わったという気分だったが、そんなに酷いことをさせられるとか女児虐待だとか、そんな風には思わなかったと思う。それに、もともと甘い内容のマスゲームなのだし、言われたことを、素直にするのが、強い子だと思います!
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