ひよこ日記 第2節

6、厳しい学級

 翌日、少し早く学校に着いたので、早瀬知花と話していた。

「でもさ、ちょっと、この小学校厳しすぎだよ。今、6年生だから、これから何年も厳しい訳じゃないけどさ」

「あはは、そりゃ、裸教育でない学校から転校してきたなら、だれでも厳しいと思うよ。というか、びっくりするんじゃないかな。だって12才にもなって、男子も女子も、裸教育されて全員裸だもんね。きゃはは。男子はまだ短パンだからズボンみたいだけど、女子に至っては指定の薄っぺらい小さなブルマだから、まるで黒いパンティーだもんね。全員へそ出してるんだもん、厳しいよ」

「うん、それもあるけど全裸にされるじゃん。それ厳しすぎるよ」

「きゃはは。それ、うちのクラスだけなのら。流石に他のクラスは、女子は既にブルマ1丁にされてて可哀想だから、それ以上脱がされないよ。体罰で、ブルマまで脱げとか言うのは西原(担任)だけだよ。あいつ、変なんだよ」

「ちーちゃん、どう変なの?」

「うん。他のクラスの男教師は、男子には厳しくて平気で往復ビンタとかするのに、女子には案外優しいんだよ。でもね、西原の奴は、男子には優しいというか、男子は無視してること多いのに、女子には異常に厳しいんだよ。まるで女子を虐待したいみたいにウチには見えるのら。あいつ多分SMが好きなんだよ。だから、女子をいじめて、女子が苦しんでるのを見て喜んでるんだよ」

「え、そうなのかな」

「うん、そうなんだよ。転校してきたばかりだから分からないと思うけど、しばらく観察してると分かるのら。体罰で、真っ裸で泣きながら震えてるの2組だけなんだよ。そこまでエッチで残酷なこと、他のクラスではしないのら。女の教師だと、すごく甘いしね。見て見ないふりで、いちいちビンタなんてしないもん。でもさ、どうしてビンタされるときブルマを脱ぐ必要あるのかは、ある程度分かるのら。虐待して喜んでるのもあるけど、実際問題として大きな男の人に本気でビンタされると、小6くらいの女子だとオシッコを漏らす子がいるのら。だから、ブルマをオシッコで濡らさないように、脱がしてるのもあると思う。ただ、漏らしてブルマは濡れないけど、その代わり、少しでも失禁したら、雫がワレメに光るから、ちびったと先生にバレてしまうのら。それって女の子としては恥ずかしいと思う」

「へえ、失禁対策でブルマ脱がされてたんだ…」

「あはは、チーの勘だけどね」

「ちびってなくても、体罰中の女子でわれめちゃんが、濡れて光ってる子いるよね。見てて、わあ恥ずかしいなと赤面しちゃったもん。濡れても負けずにきおつけしてるのが良い子なのかもしれないけど、惨めな子なのも事実だもの。昨日体罰でビンタされてる女子見てたら、男子は普通におちんちんを出してるだけだけど、女の子はワレメちゃんが光ってる子がいて、わあ可哀想と思ったもの」

「明日は我が身かもしれないのだから、いちいち同情してたり気にしてたら身がもたないのら。光ってる女子がいたら、わあ惨めな子で面白いなキャハハハと笑ってるしかないよ」

「うん、そうだね。でも、まるでSM教室みたいだね」

「裸教育そのものがSMみたいなものなのだ。女の子を裸にして、ビンタしたり尻たたきしたりして、頑張らせるなんてさ…」

「それもそうだね。でも、厳しいの西原だけなら、損なクラスだね」

「そうだね。体罰教師とか、暴力教師と他のクラスの子も言っていて、あいつ評判悪いんだよ。先月だけど、ビンタされたら、オシッコを全部出してしまった女子がいたんだ。そうしたら西原が凄く怒って、おしっこ出した穴を見せてみろと怒鳴ってたんだ。そうしたら、もらした女子は自分の手で自分のワレメを拡げて中身を丸見えにさせられていたんだ。ワレメの中身まで、みんなに見られてしまうなんて、赤ちゃんかよ。きゃはは。超恥ずかしいのら。普通の小学校ならオシッコふくときくらいしかワレメを開かないのら」

「うわあ、言われてみると、凄い残酷だね。というか、エッチというか、恥ずかしいというか…」

「普通の小学校でワレメ広げて見せてたら変態少女だよ」

「そりゃそうだね」

「麻衣、話してばかりいないで着替えないと、もう1分くらいでチャイム鳴ると思うよ。そういうところ、どこか、のんびりだね」

「あ、そっか」と、麻衣は慌ててスカートを脱いだ。急いで服を脱いで、シャツを脱いで、と脱ぐだけだど、着替えをした。

「今日、それから、業間体育は器械運動なんだよ。いつもはリズム運動とか棒体操だけどね。だから慎重にね」

「慎重って?」

「あ、意味分からないんだ。6年生は雲梯の上とか、ジャングルジムの上でブリッジするんだ。雲梯って、すごく高いから、落ちたら大変だから、慎重にね。転校してきたばかりだから、いきなりジャングルジムのてっぺんでブリッジしろとは言わないだろうけどね。毎年落ちる子がいて、骨を折る子とかもいるから、手ならいいけど首だと死ぬから、慎重にブリッジするのら」

「うん、わかった。あ、チャイムだ。セーフだったよ」

「よかったね。1時間目は国語だから群読されられるだけだよ」

「へえ」

 授業は全員で声を合わせて教科書を読むだけだった。声が小さいと言われた子が、黒板のところへ行って四つん這いになって尻たたきをされていた。尻の素肌を平手で叩く音が響いた。尻が真っ赤になっていて可哀想だった。体罰の子は、健気にも自分から四つん這いになり、お尻を高く持ち上げるので、よく躾けられていると思った。見ていると男子の尻たたきは定規で叩き、女子の尻たたきの場合は素手で尻を叩いていた。体罰を受けると、お尻を直接触られることになるんだな…恥ずかしいなと思った。

 その日の業間体育は、雲梯の上に乗るだけでも高くて怖かった。さらに、その上でブリッジをするなんて危険で怖いなと感じたが、なんとか恐怖に打ち勝ってブリッジした。知花の説明で、授業では肋木の頂上でも逆さにぶら下がってブリッジされられると知った。落ちたら死んでしまいそうで怖いなと思った。高い場所で危険なことをさせられるのと、蛙逆立ちをされられるのが裸教育の基礎だと知った。ブルマ1枚で蛙逆立ちは子供には気持ちいいので、ついつい足先が伸びてしまう。でも、それは麻衣だけみたいだった。

 無事その日が終わり、私服に着替えて帰宅した。知花のおかげで転校直後にしては困ることは少ないみたいだった。でも、学校になれるどころか、どんどん厳しい現実にぶつかって驚くばかりだった。(つづく)


 7、ブルマ1枚

 家でのんびりしてるのは楽しい。特に新しい麻衣の部屋は広くて綺麗で、モノトーンで大人っぽく決めてるのも気に入ってる。2階の南側なので日当たり良好で、風通しもいい。大満足の部屋で、前の狭くて汚いごちゃごちゃした子供くさい部屋とは大違いだ。そもそも部屋が前は3畳の部屋で眠るのが狭くて大変だったのに、新しい部屋は20畳くらいある洋室なので、広すぎて半分ほど無駄にひろがってるだけという感じだ。でも、運動したり、学校でする柔軟体操や前転やバク転の練習をするには便利だ。ブリッジをするのは割と簡単だけど、全員ブルマが高い位置でブリッジしないと見栄えが悪いから、全員ブルマを高い位置に持ち上げてブリッジをして、さらに片足を高く上げさせられるので、それは結構苦しくて難しいので、今日は部屋で少しだけ片足上げブリッジの練習をしていた。麻衣はブルマが好きだし、動きやすいので、家でも上は私服で下はブルマとパンティーという姿でいることが多い。ブルマだけだと子供っぽいし、学校にいるときみたいなので、家ではなるべく下着を着けるようにしてる。ブルマはパンティーみたいだけど、だからってパンティーを穿かないのは子供っぽいと麻衣は思っていた。ちゃんとブルマの下にパンツもはいて、モノトーンの広い部屋で音楽を聴いたりするのが大人で恰好いいと麻衣は思う。新しい学校では、秋の運動会で6年生はマスゲーム(男女別々で組体操)をさせられて、そこで全員が一斉にブルマ1枚でバク転させられるので、6年生は運動会に合わせてバク転の練習もさせられる。厳しいので毎年練習中に体罰とかで泣く子もいるらしい。だから、その練習をするのにも広い部屋は便利だと思う。

 翌日月曜日になり、登校のために集合場所へ行くと、もう知花は遊んでいた。麻衣は先週までミニスカート姿だったけど(下にブルマを穿いているので、ブルマなら見えても困らないので、すれすれブルマが見えない程度の超ミニスカート姿だった)、麻衣はもともとスカートはあまり好きでないので、今週からブルマで登校することにした。その方が学校で脱ぐ手間も省けて便利だ。子供用の素朴なデザインの小さな半ズボンも持ってるけど、やはりブルマの方が好きだった。半ズボンは男子みたいで格好いいけど、やはりブルマの方が女の子らしくて可愛いと思う。半ズボンは太ももの付け根まで丸見えだけど、学校指定のブルマだと更にお尻まで半分くらいまで丸見えになる。ちょっと、それは子供っぽいと思うけど、それでもブルマが好きだから仕方ない。学校でも、ブルマは高い位置で穿くように言われてるし、ブルマはお尻が見えるものだと最初から思ってるので、麻衣はあまりお尻が見えることは気にしてない。ただ、麻衣は可愛い子みたいで、男子がさりげなく麻衣のお尻に触るので、ブルマだと直接お尻の肌に触られてしまうので、少しだけ恥ずかしい気がする。

 真っすぐ学校へ行く方が早いのに、わざわざ集合場所へ遠回りしてから、学校へ向かった。麻衣の家から学校まで5分くらいなのに、登校場所経由なので10分くらいかかるのだ。その日は知花と学校の服装について話しながら歩いた。

「前の学校は、身体検査のときだけパンツ1枚だったけど、途中から体操着のままで良くなったんだ。しかも身体検査のときは、男女別々だったんだよ。だから、麻衣は、まさか6年生になってから男子のいる場所でブルマ1枚にされるとは思ってなかったんだ」

「そりゃ、そうなのら。普通、裸教育でもなければ、男子の前で裸になるわけないよ。普通の学校で男子のいる場所でブルマ1枚になったら変態少女なのら。オッパイとか乳首とか見られてしまうのら」

「そうだね、そう考えると凄い格好にさせられてるよね」

「きゃははは、だからー、それが裸教育なのら。そういうものなのだから、それ以上考えても始まらないのだ」

「そうだけど、運動会とかまでブルマ1枚のままでしょ。男の人とか来賓のお客さんからも、乳首とかオヘソとか見られてしまうんだよね。しかもノーパンだから、われめちゃんの形も運動後はクッキリだよね。食い込むから。12才にもなって、それってかなり恥ずかしいと思うんだけど。はしたない姿見られてしまう訳だもん」

「確かに学校指定のブルマ、生地が薄いし、小さくて横長だから、オヘソが全員見えるし、ずいぶん食い込むよね。前は、ブルマなら自由だったから、スクールユニとかいう普通の生地のブルマを近所の文房具店で購入してたんだけど、途中からブルマがバラバラだと運動会で見苦しいからと、全部ブルマは指定にされてしまったのら。文房具店のブルマも指定ブルマになってしまったし。確かに、マスゲームで身に着けてるのは文字通りブルマ1枚だけなのだから、ブルマは目立つから、全員同じブルマにするという気持ちは分かるけどね。

でも、みんな一緒のブルマで楽しいのら」

「うん、そりゃあ、そうなんだけどね。でも、いくら全員ブルマ1枚で運動するからって、全員ブルマにわれめちゃんの縦スジつけて運動するなんて、恥ずかしいかな。惨めな子たちみたいで…」

「きゃははは、それはマイマイの考えすぎなのら。見物の大人なんて、町の人も結構来るけど、いちいち子供の縦スジになんて興味持ってないと思うのら。ロリコンさんなら知らないけどね、きゃははは」

「興味なくても、自然に食い込んでるの見えてしまうよ。全員ブルマを高い位置に持ち上げてブリッジさせられるよね。まるで、わたしのワレメを見てくださいって、全員でやってるようなものだよ」

「きゃははは、別にいいじゃん、女の子なんだから。女の子だから、われめちゃんで当然なのだから、形がばれてもいいのら」

「それが子供の発想だと思うんだ。小学生だから恥ずかしいって分からないのかもしれないし、年中ブルマ1枚だと慣れっこになってるのかもしれないけど、みんな平気でブルマ1枚で男子に抱き着いたり抱き着かれたりして遊んでるよね。麻衣は裸教育の小学校と聞かされたときは、女子は恥ずかしがって、男女別々に放課後を過ごしてると思ってたんだ。そうしたら、普通の小学校みたいに平気で男女一緒に体を密着させて放課時間を過ごしてるので驚いたよ。しかも、バク転もブリッジもあのブルマ1枚でさせられるのに、誰も恥ずかしいと言わないし、反対意見も言わないし…」

「きゃはは。年中裸なんだから、いちいち気にしてたら生活できないのら。それに男女一緒に遊んでるのも事実だけど、マイマイみたいに、わざわざお尻に触られる子も珍しいのら。そっちの方が恥ずかしいと思うのら」

「えー、お尻、触られないの?」

「たまにポンと叩かれることはあるけど、わざわざ手で撫でられてるのはマイマイだけだよ。西原とか、他のクラスの男の先生にまで、マイマイはお尻をなでなでされてるじゃない。かわいいねえ、とか言って、普通にお尻を撫でられる子も珍しいのだ」

「あれ、それ、麻衣だけ?」

「そうだよ。チーなんて長年この小学校にいるけど、まだ一度も西原にお尻を触られていないよ。やっぱりマイマイは美少女だから、触りたくなるんだよ。それに、お尻の形もいいから、先生たちでも、そそられちゃうんだよ」

「えーっ、そうなんかな…」

「ま、女の子をブルマ1枚にすること自体、凄いことと言えないこともないけどね。キャハハ。だって、男子の夏の海水パンツ姿と同じような姿だものね。指定ブルマだと、指定の男子の海パンよりも体を隠す面積が小さいんだものね。女子が男子用の海水パンツ姿にされて生活とか運動会とかさせられるようなものだから、マイマイが言うことも分からないことはないけどね」

 そんな話をしながら登校していた。学校に到着して、すぐに上半身の私服を全部脱いだ。ブルマ1枚になると、こども気分満点で、低学年に戻ったような気分で、それなりに気持ち良かった。裸にされてるのに、気持ちいいと思うなんて変態なのかなと少し考えてしまった。ちょっと小さな胸に触ると気持ち良くて、思わず「ああん」と言ってしまった。麻衣の性感帯はオッパイなのかなと思った。月曜日は朝礼があるので、裸になると運動場へ出た。冷たい風が気持ちいいと思った。やだ、裸教育って、やみつきになるのかなと思った。全員、きおつけして、校長先生の長い長い話を聞いてから、全員一斉にブリッジだった。ブルマの位置が低いぞと、全員叱られて、頑張ってブリッジをしていた。運動してると砂だらけで、体が砂でざらざらした。厳しさに負けないぞと思った。(つづく)


8、プール掃除が始まるまで

 国語の授業まで、知花と話をしていた。相変わらず裸教育の不満というか、ショッキングだったので、疑問というか、そういう話だった。知花は麻衣のことが好きみたいで、麻衣が何を話しても、アハハと笑いながら聞いてるだけだった。

「だからさあ、男子なら裸教育分かるよ。白短パン1枚にでも、すっぽんぽんにでも、すればいいよ。でも、うちらは女の子だよ。女の子なのに、ブルマ1丁にされたり、いくら体罰だからって、いくら自分が悪いからって真っ裸にしたりするのは、酷くないのかな。酷いというか、エッチというか、変態チックというか、うまく言えないけどさ」

「先生の言うには男女平等を大切にしてるんだってさ。男子だけ裸教育で、女子は無視で普通では不平等でしょということらしい」

「何でもカンでも平等にすればいいものでないよ。男子なら、すっぽんぽんにされても、おちんちん付いてるぞって自慢だからいいよ。でも、女子がブルマ脱がされても、ただの惨めな子なだけじゃないの。おちんちん付いてないぞ…って自慢するわけにもいかないし。付いてないだけ、恥ずかしいだけだよ。おしっこの出口を見られてしまうだけで良いこと何もないじゃない」

「きゃはは。別に体罰中の男子はおちんちんを自慢してる訳じゃないと思うんだ」

「うん、それは分かるけど。でも、付いてるものは付いてるぞという、まぎれはあるよね。気分が紛れるよ。でも、女子は付いてるものは付いてないぞでは、気分が紛れないよ。惨めなだけだよ。だって叱られて、おしっこの出口のスジを見られてるだけなんだもん。惨めな気分だから体罰なのかもしれないけど、悪いだから丸見えにされるのかもしれないけど、恥ずかしすぎだもん。それに、全国の99パーセントの学校は今は裸教育してないか、裸教育は止めてるんだもん、時代錯誤に脱がされるのは不平等だよ」

「うん、まあ、確かにブルマも廃止してないの、うちの学校だけだよね。ここだけで、他の小学校は、そもそもブルマも廃止してるもんね。それに、長崎辺りの県は裸教育が盛んで、そこら中で1年生から6年生まで裸にしていたのに、現在ではどこでも裸教育は廃止したみたいだものね、ここ数年で。それに裸教育を続けている学校でも、甘くなって、5年生まではブルマ1枚にならなくてはいけないけど、6年生になったらオッパイがあるから半そでシャツは脱がなくてもいい所がほとんどみたいだもの。いまだに6年生がふくらんだ大きなオッパイを丸出しにしてるのは、少数派だと思うのら。その意味では不公平かもしれないね。ブルマはエッチだから廃止、半袖を脱ぐのはオッパイ丸出しでエッチだから廃止と、どんどん廃止して、みんな普通の小学校ばかりになってしまってるのも事実なのら」

「どうして、うちの小学校は続けてるのかな?」

「そりゃあニッシー(西原)とかが、ブルマ賛成、裸教育存続賛成を強硬に主張してるからじゃないかな。それに、この小学校のすぐ隣の中学校でも裸教育のままで、身体検査では男女一緒に裸にして並ばせたり、集団体操部の女子は嘘みたいな話だけど裸で練習させられてて変態部と呼ばれてるらしいんだよ。噂だけど、中1の女子が、本当かどうかは見たわけでないけど、素っ裸にされて大勢の人の前でボール体操させられるらしいんだ。集団体操部は孤児ばかりだから、真っ裸にされても問題にならないらしいんだ。だから、そういう近所の中学校の影響もあり、いまだにここは裸教育なんだよ。昨日の雨のどろどろの運動場でブルマ1丁で運動させられるくらい、ビンタの罰の時、ちょっとブルマを下げさせられるくらい、全裸で女子の集団体操をさせられる中学生たちと比べると遊びみたいなものと思われてるんだよ」

「へえ、そうなんだ。中学生まで裸教育されてるとは知らなかった」

「普通は幼稚園とか保育園だけで、小中学生を真っ裸にしないよ。きゃははは。エッチで面白いのら」

「チーちゃん笑いすぎだよ。もうすぐ中学生だし、明日は我が身かもしれないんだから。大勢の人前で真っ裸でボール運動なんて洒落にならないもん。恥ずかしくて死んじゃうよ」

「きゃはは、あ、チャイムなのら」

 国語の授業は、相変わらず群読をさせられた。全員ブルマ1枚で、声を合わせて、犠牲的精神の主人公の物語を読まされるだけなんだけど、ブルマ1枚で声を合わせてると感情移入してしまう女子もいて、泣きながら群読してる子もいるので、麻衣は呆れてしまった。放課になり、ようやく合唱大会みたいな群読から解放されて、ほぼ丸裸状態でトイレでオシッコをした麻衣は、手早くトイレットペーパーでオシッコを拭うと、ブルマを引っ張り上げて教室へ戻った。裸の生活の小学校では、トイレへ行くたびに、真っ裸なんだなと、あたりまえのことにエッチだなと悩みながら教室へ戻った。教室では、5月にいつも3年生が丸裸でやっているプール掃除を、今年は6年生がさせられるという話題でもちきりになっていた。佑香が先生から聞いたらしい。3年生は社会見学があるらしいので、掃除の日はいないらしい。だから、6年生がかわりに掃除をさせられるらしい。

「それは大変なのら。プール掃除は全裸でやるのが伝統だから、掃除させられるクラスは全員全裸にされるのら」と知花が焦っていた。

「うそ、全裸掃除なの?」と、麻衣は驚いた。

「嘘じゃないのら。本当も本当、毎年なんだもん。体罰ならビンタされる1分くらいだけ素っ裸でいれば済むけど、プール掃除だと2時限くらいかかるから、放課や説教も併せて2時間くらい素っ裸にされてしまうのら。ぎょえー」と、知花は自分で言ってバカ受けしていた。

「教室にブルマ脱いでプール行くから、去年は3年生真っ裸で、みんなに笑われてたんだけど… まさか我が身とは…」

「6年生はぬがされないんじゃないの?」と麻衣がボソッと言うと、先生が来て算数になった。

「算数の前に、みんなにお知らせだ。今年は3年生がパスコのパン工場を社会見学する関係で、6年生がプール掃除することになった。上履きやブルマを着用したままでは濡れてしまうし、プールは汚いから汚れてしまうので、全員、身に着けているものは教室へ置いていきなさい。全部教室へ置いて、チャイムまでにプルサイドに集合して、整列してるように。分かったね」

「はい」

「今日掃除するから、この算数の授業が終わったら、すぐに遊んでないで、プールへ移動して整列してるように」

「はい」

 それから算数の授業だったが、次の授業は丸裸なんだと思うと落ち着かなかった。ブルマ1枚でも、5月だと寒いなと感じてるのに、次の時間は丸裸で、もっと寒いのだ。寒いのよりも、女の子だけに恥ずかしいなと思った。

 簡単な算数の授業が終わると、先生は職員室へ戻ってしまった。

「さ、はやくプールへ行かないと」と、知花が麻衣に言った。

「うん、そうだね」と、麻衣は答えた。他の子はもうプールへどんどん移動していた。麻衣は急いで上履きを脱ぎ、恥ずかしいなと思いながらブルマを脱ぐと、恥ずかしいのでワレメちゃんを手で隠しながらプールへと移動した。知花は慣れてるのか平気で丸裸でも堂々と廊下を歩いていた。階段を下りて、プールへ入り、更衣室の横を通って、プールサイドへ向かった。普通の小学校なら、更衣室でこっそり衣類を水着に着替えるのに、この小学校では更衣室を使うことすらなく、男子に丸見えの丸裸で素通りなのだなと、情けない子の気分だった。整列していると、10分くらいまたされて、先生が来た。

「全員きおつけ」と、言われた。男子はおちんちん丸出しで、女子はすじを丸見えにして、きおつけしていた。なんて恥ずかしい惨めな子たちだろうと、麻衣は思った。掃除の注意と説明をきおつけして受け、われめちゃんを露出したまま、雑巾で掃除を始めた。われめちゃんを男子や先生に見られてるなと思いながら、四つん這いになり、踏ん張るようにして、汚れを落とした。麻衣は外観がかわいいのか、男子だけでなく、女子まで麻衣のワレメちゃんを見てるのが分かった。

「やっぱり、かわいい子のワレメちゃんは、かわいいのら。女の子が見ても、少し興奮するのら」と、知花まで喜んでいた。全員丸裸でも注目される子は、可愛い女子と、カッコいい男子だけで、数人だけだと知った。麻衣もそのうちの一人で、掃除中に手でワレメちゃんを隠しようもなく、「これでは、ワレメのさらしものだよ」と、思ったのを、よく覚えている。

 ずうっと服も下着も何もない場所で、恥ずかしくて着ることはできずに真っ裸で頑張りぬいて、ようやく給食時間ころとなり掃除終了になった。でも、すぐ教室に帰れるのではなくて、一部にだらだら掃除していたダメな子がいたので反省会をすることになり、全員そのまま運動場へ移動させられた。何でだらけてるんだと叱られて、給食時間中は体罰を受けることになった。体罰が終わるまでは給食も食べさせてもらえないらしい。全員整列して、大声で順番に「ごめんなさい」と言わされた後、整列したまま仰向けに寝るように言われた。体罰で仰向けにきおつけして反省させられるのは2度目だけど、今回は前回と違いブルマを着用してないので、惨めさ満点だった。丸裸で空を見ながらきおつけしてると、恥ずかしさと惨めさで涙が出てきた。全員真っ裸で並べられてて、外の道路からは樹木で見えないとはいえ、人が門から入って来たら全裸体罰を見られてしまうとドキドキしながら、きおつけしていた。真っ裸でワレメを並べて女子が反省してるだけでなく、男子も後ろの列でおちんちんを並べて反省してるのだと思うと、すごくエッチな気がして更にドキドキした。

「おちんちん少年たちと、おちょんちょん少女たちが性器丸出しで、土の上に並べられてまーす。わたしたち、変態の子たちでーす」と、言ってるみたいな気分だった。給食時間に、窓から丸裸の体罰姿を低学年の子に見られて笑われたのがショックだった。いくら、こどもを真っ裸で平気できおつけさせてる小学校とはいえ、給食時間まで体罰では惨めなさらし者だと思った。

 体罰が終わり、涙ぐみながら教室に戻った女子は、ブルマを着用後もボーッとしてる感じで、麻衣も上の空で給食を食べてる感じだった。窓から年下の男子や女子にのぞかれて、われめちゃんを丸出しで反省してるのを笑われたのだから、ショックなのは当然だった。でも、とにかく無事に掃除も終わったので、いよいよ体育はプールの授業だなと思った。5月中は水着でなく、パンツ1枚姿で授業らしかった。ブルマは濡れると困るので、パンツを利用して、授業後にブルマに戻るということらしかった。

 とにかく信じられないくらい厳しい小学校だけど、負けずに頑張るしかないと、麻衣は思った。これからもブルマで頑張るぞー。(つづく)


9、姿勢検査

 5月の終わりごろ姿勢検査があった。姿勢検査の前日に麻衣は知花に訊いてみた。

「ちーちゃん(知花のこと)、明日、姿勢検査って黒板に書いてあるけど、それって身体検査のこと」

「え、違うよ。身体検査は、身長、体重、座高、ウェスト、バストで服を来てやる(ブルマ1枚ということ)けれど、姿勢検査は服を脱いでやるエッチな検査だよ」

「ええっ、そうなの…、それ、どういう検査?」

「姿勢検査とは脊柱側弯症の検査と、モアレ検査のだ。モアレ検査というのは、お尻を出さないと、お尻を含めて体の凹凸が機械で分からないものだから、お尻を出す必要があるんだよ。等高線みたいに、体のふくらみが分かるんだよ。それで左右シンメトリーかどうか見るんだよ。隣町の子に訊いてみたら、その子の小学校は裸教育は止めてしまってるから、ブルマを少しだけ下げて、お尻を3分の2くらい出すだけなんだってさ。でも、うちの学校は、未だに時代遅れに裸教育を続けてるものだから、検査も昔のままなんだよ」

「へえ、そうなんだ」と、麻衣は少し不安になった。

 翌日の朝、ブルマ1枚で体育館へ連れていかれて驚いた。

「あれ、検査って男女別々でないの?」

「麻衣ちゃん、知らなかったの? 姿勢検査はいつも男女一緒なんだよ」

「ほら、そこ、喋らないこと」と西原が革ジャン姿で言った。いつも革ジャンで、今日もやはり革ジャン姿だった。

「よし、検査始めるから、男子は右側、女子は左側に分かれて、すぐ検査の姿になること」

「はい」

 それで、体育館の舞台に向かって右側へ行った。一応、男子と女子の間には名ばかりの半透明の衝立が1個、立ててあったが、お互いに、ほぼ丸見えだった。女子は慣れているのか、置かれていた段ボールの中に、ブルマをどんどん放り込んでいた。小さな段ボールはすぐに、子供ブルマで一杯になった。麻衣も急いでブルマを脱いで段ボールに放り込んだ。たたみもせずに、急いで脱いで、半分丸まってるようなブルマの山は、とても幼稚っぽく恥ずかしく見えたけど、仕方ないことだった。すぐ叱られるからだろうけど、みんな小声で、ほぼ無言だった。丸裸になると、床に体育すわりをして順番を待った。

 中央の機械の前できおつけして、女子と男子が交互に写真を撮られていた。お尻を撮影されるだけでなく、前向きと横向きでも、きおつけして写真を撮られていた。うわあ、恥ずかしいな、と、思った。

「ねえ、撮られた写真どうなるの?」と麻衣は知花に小声で尋ねた。

「え、職員室の担任の先生の机の上にファイルされて置かれてるよ。いつでも、子供の体と表情が見れるようにしておくんだってさ。あたしも見せてもらったら、おちんちん姿の男子の写真がずらっと、出席番号順にファイルしてあったよ。見てないけど、女子もファイルされてると思うよ。四つ切サイズだから、まるでロリータ写真集だよね。恥ずかしい」

「へえ、そうなんだ。真っ裸で写真を撮られて男の人に見られるなんて、まるでロリータ写真集のモデル少女なみの惨めな子だね。おちんちんとか、われめちゃんとか見れば、いくら担任でも、絶対エッチな気分になると思うもん」

「きゃはは、でも、うちらが見られるのは、担任と保健の先生だけなのら。それに、いつも見られてるから、たいしてエッチでないのら。あのさ、ロリータ写真集の少女は真っ裸の変な写真をたくさん写されて、それを全国の本屋さんで売られてしまうんだよ。それで、不特定多数の多くの男の人に見られるだけでなく、立ち読みで、同級生とか年下の男子にまで、やらしい好奇心の目で見られてしまうんだよ。大違いだよ。性的な、やらしい目的で見られるんだから、エッチなこと、いっぱい想像されちゃうんだよ。おしっことか…、きゃはは。それに恥ずかしいと分からない赤ちゃんなみの子供と思われてしまうのも、エッチなことだし…」

「そうか、検査は、ロリータ写真集のモデルの子供よりは、ましなんだね…」

「きゃはは、あたりまえなのら。聞いた話では、12才くらいの子が、普通に道路とか人のいるプールとかで素っ裸にされて写真を撮られていたようなのら。そんな場所で素っ裸になれるなんて、赤ちゃんなみの幼稚な子と思われてしまうのら。ロリータモデルの子たちなんて、想像するだけでも恥ずかしい子供たちなのら」

「そうだね、それと比べれば、まあ、普通だよね」

 そんな話をしていたけれど、いざ自分の番になると、検査はけっこう恥ずかしかった。丸裸でも体育すわりの時は、そんなに恥ずかしくないけれど、みんなから見える場所できおつけするのは、相当に恥ずかしかった。麻衣は外観が可愛いから仕方ないけれど、みんなの方を見てきおつけしてる時、女子だけでなく男子まで麻衣の姿を見てるのが分かった。ワレメちゃん丸見えなのに注目されると、さすがに恥ずかしい気分で、ちょっと足が震えてるのが分かった。写真を撮られる音がして、わあ、写されてるんだとショッキングだった。

 保健の先生の前でモアレときおつけの撮影が終わると、そのまま、きおつけして、担任の先生に背筋を手で触られた。背筋の首のあたりから、尾てい骨まで、背骨をすべて触られて検査されたので、赤面な気分だった。それから前屈させられて、背骨を見られた。普通に前屈した体に触られるので、オモチャの子にされてるような気分だった。それから、みんなの方へお尻を向けて前屈してるので、みんなにお尻の穴を見られてしまうのも、かなり恥ずかしいことだった。きっと男子は麻衣のお尻を見て、興奮してたと思う。麻衣だけは、どういう訳か、お尻の谷間まで擦られてしまい、やだお尻の穴まで触られたとショックだった。他の子は、そこまでは触られてないようなので、やはり麻衣が子供っぽいので、かわいいなあと、ついでにお尻も触ったのだろうか。理由は不明だったけど、少し赤面してしまった。全裸を見られて、体を触られて、お尻の穴も触られて、全裸写真も見られてと、12才の大きな赤ちゃんという扱いなのは事実だった。まだ自分は子供だから、裸教育くらいはいいけれど、赤ちゃん並に扱われても負けないで頑張るのはドキドキした。

 ペシャとお尻を叩かれて、検査終了だった。馬跳びの姿でお尻をぶたれたので、思わず「やーん」と言ってしまい、「おまえ、丸裸の子供がやらしい声出してどうするんだ」と叱られてしまい恥ずかしかった。

 その後も順調に検査は進んでいき、12才の子のきおつけ姿って、けっこう女の子だけにセクシーだな…とか思いながら、体育すわりで見ていた。全員終わり、全員きおつけさせられて「検査ありがとうございました」と言わされてから、検査が終了した。段ボール箱に入ってるブルマだけど、大きく名前が書かれたブルマなので、すぐに自分のブルマは分かった。かなり恥ずかしい気分になっていたので、急いでブルマをはいて、ようやくホッとした。ブルマを段ボールから出すとき、女の子の匂いというか、子供の匂いがして、やはりブルマには子供たちの匂いが染み込んでいるのかな…と、ちょっと恥ずかしい気分だった。

 無事検査は終了し、めいめい教室へ戻った。









i MAI me (愛 麻衣 みい) ~裸教育児の久保田麻衣小学生物語

小学生時代の麻衣を物語風に脚色して連載風に不連続で投稿するブログです。ぜひ愛読者になってください。基本はノンフィクションですが、物語なので面白く脚色されています。ごく普通の6年生の女子小学生(わたし)が、裸教育の小学校に入れられてブルマ1枚にされて学校生活をし、最後にはバレーボール1個を持って半泣きの全裸マスゲームをさせられるまでの日々を日記風に描いたものです。おもしろエッチなので、ぜひ見てね。

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